研究課題/領域番号 |
21K05566
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 佐賀大学 |
研究代表者 |
一色 司郎 佐賀大学, 農学部, 教授 (40253588)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | ナス / CMS系統 / Solanum gilo / 花粉形成不全型 / 戻し交雑 / 雄性不稔 / 細胞質雄性不稔 / 交雑 / 組換え型 / 葉緑体DNA |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、主に以下について解明を目指す。 ナス属野生種Solanum giloの細胞質を用いてナスのCMS系統を育成する。ナス属野生種Solanum macrocarponの細胞質を用いてナスのCMS系統を育成する。これらによって、雄性不稔の特性解明を明らかにすることを目指す。 さらに、Solanum virginianum とナスの戻し交雑の後代について組換え型の葉緑体DNAの遺伝様式と雄性不稔性との関連性を明らかにすることを目指す。
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研究成果の概要 |
本研究では、1)ナス属野生種Solanum giloの細胞質を用いてナスのCMS系統を育成する。2)ナス属野生種S. macrocarponの細胞質を用いてナスのCMS系統を育成する。3)S. virginianum とナスの戻し交雑の後代の実生について細胞質DNAの分析を行う。S. giloの細胞質をもつCMS系統第五代の果実の大きさはナスS. melongena ‘Uttara’と比べて差が無く、結果率および1果あたりの種子数は概して増加していたことから種子稔性が高くなっていると言える。CMS系統後代は、花粉を全くもたない雄性不稔系統であるといえる。これらのデータは論文として掲載された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、1)ナス属野生種Solanum giloの細胞質を用いてナスのCMS系統を育成する。2)ナス属野生種S. macrocarponの細胞質を用いてナスのCMS系統を育成する。3)S. virginianum とナスの戻し交雑の後代の実生について細胞質DNAの分析を行った。その結果、S. giloの細胞質をもつCMS系統がナスに対する細胞質雄性不稔を示したのは、学術的からもや社会的からも意義ある結果といえる。
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