研究課題/領域番号 |
21K05588
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分39030:園芸科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構 |
研究代表者 |
中野 善公 国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構, 野菜花き研究部門, 上級研究員 (50442819)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 日長反応 / 開花抑制 / キク / 花成 / 光周性花成 / 開花 / アンチフロリゲン |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、キク属のモデルとしてキクタニギクを材料とし、AFT遺伝子が日長に応答して発現調節を受けるために必要な遺伝子上流領域の同定、およびその領域に作用する転写制御因子群の探索と同定を目指す。具体的には、複数種のプロモーター:レポーター組換え体を作出し、欠損することで日長応答性が失われる領域を日長応答領域として決定する。そこに結合するタンパク質を転写因子の候補として機能と転写調節ネットワークの解明に取り組み、AFT遺伝子調節機構への関与を明らかにする。
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研究実績の概要 |
短日植物であるキクの光周性花成を制御する鍵遺伝子である「アンチフロリゲン」について、日長応答性を担う遺伝子上流の発現調節領域に着目し、その発現機構を明らかにする。長日条件のキクの葉においてアンチフロリゲンの発現が誘導される機構を明らかにすることで新規な学術的知見となり、ひいては実用技術の提案が可能となる。本応募課題ではAFT遺伝子近傍の日長応答配列の同定と、それに作用し発現を制御する転写因子の解明に取り組み、光周性花成の理解を深めることを目的とする。 昨年度までに、AFT遺伝子上流とGUSレポーター系の実験によりAFT遺伝子の日長応答領域を40塩基程度にまで絞り込み、酵母ワンハイブリッドによりその領域に結合する可能性のある転写因子の遺伝子断片得ている。 今年度は初めに、当該転写因子の全長を3’RACE法、5’RACE法によって単離した。次に酵母ワンハイブリッド実験により結合活性の再確認、日長応答領域における結合に必要な配列を明らかにした。また、愛媛大の有するαスクリーン技術でタンパク質ーDNA相互作用を確認するためのプラスミド構築を行った。さらに当該転写因子の、過剰発現、検出のための抗体タグをつけたタンパク質発現、発現抑制(RNAi)、それぞれの遺伝子組換え株の作出に着手した。過剰発現株、タグ付き発現株については4系統以上が得られており、RNAi株についてはR5年3月の時点で作成中である。次年度はこれらの株を用いて開花の表現型を調べる予定である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
遺伝子組換え体の作出のための材料の確保(野生型の無菌栽培)に時間がかかり、R4年度中に作出が完了できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
得られた遺伝子組換え系統を活用して、AFT遺伝子の日長応答における当該転写因子の寄与程度、作用機作を明らかにする。
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