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低コストウニ用配合飼料の開発を目指した核内受容体COUP-TFのリガンドの特定

研究課題

研究課題/領域番号 21K05778
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分40040:水圏生命科学関連
研究機関北海道大学

研究代表者

浦 和寛  北海道大学, 水産科学研究院, 准教授 (90360940)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
キーワードウニ / 生殖巣 / 核内受容体 / COUP-TF / リガンド / レポーターアッセイ / 初代細胞培養系 / 主要卵黄タンパク質 / 養殖
研究開始時の研究の概要

ウニ生殖巣の肥大時には、タンパク質、糖、脂質が合成蓄積される。これらの成分は様々な核内受容体により制御されていると推測される。ウニには約30種類の核内受容体が存在すると考えられており、その中で核内受容体COUP-TFは、無脊椎動物から脊椎動物において未だリガンドは不明である。モデル動物としてキタムラサキウニを用い、ウニCOUP-TFのリガンドを特定すると共に、脊椎動物のCOUP-TFのリガンドとなるか明らかにする。

研究成果の概要

キタムラサキウニCOUP-TFの発現ベクターを動物細胞に導入しレポーターアッセイ系を構築した。ウニ生殖巣中の総脂質をシリカゲルクロマトグラフィーにより4つに分画した。4つのフラクションの内、Fraction 2がCOUP-TFの活性を高めた。さらに、Fraction2にはレチノイン酸が含まれていないことが明らかになった。このことから、ウニ生殖巣の総脂質中にはレチノイン酸以外のCOUP-TFのリガンドが存在する可能性が示された。さらに生体でMYP遺伝子を誘導できるか生殖巣器官培養系を用いたがMYP遺伝子の誘導はできなかった。今後Fraction2をさらに分画し添加実験する必要性が残された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究課題では、脊椎動物から無脊椎動物まで有している核内受容体COUP-TFのリガンドを明らかにすることである。リガンドが不明なCOUP-TFのリガンドを明らかにすることは、学術的にインパクトは高い。また、リガンドを含む天然素材を用いてウニ用配合飼料の設計に応用することは、ウニ養殖技術開発に貢献する。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

URL: 

公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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