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インスリン様成長因子結合タンパク質遺伝子の発現調節による革新的食肉生産技術の開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K05892
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分42010:動物生産科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

本田 和久  神戸大学, 農学研究科, 教授 (40335427)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードIGF / 食肉 / 骨格筋 / IGFBP / ニワトリ / 脂肪組織 / 脂肪細胞
研究開始時の研究の概要

まず、ニワトリの骨格筋及び脂肪組織cDNAにおけるIGFBP遺伝子のmRNA量の変化を網羅的に解析し、IGF受容体シグナリングを活性化するIGFBPのタイプを特定する。次に、ニワトリ胚から調製した筋管細胞と前駆脂肪細胞を用いて、IGFBP遺伝子の発現調節機構を明らかにする。更に、筋管細胞と前駆脂肪細胞の培養液へのIGFBPの発現調節因子、或いはIGFBPの発現を抑制するsiRNAの添加の影響を明らかにする。最後に、肉用鶏にIGFBPの発現調節因子を給与し、産肉量と肉質に及ぼす影響を明らかにする。また、ニワトリ前駆脂肪細胞とニワトリ筋芽細胞の共培養による培養肉を作成する。

研究成果の概要

ニワトリの骨格筋および脂肪組織におけるインスリン様成長因子結合タンパク質(IGFBPs)の役割を明らかにする目的で、生体および培養細胞におけるIGFBPsの発現変動機構並びに関与する因子について調べた。その結果、脂肪組織においてはIGFBPsは重要な役割を果たさない一方で、骨格筋においては全てのIGFBPsが生理的役割を有する可能性が示された。また、IGFBP-1はIGF-1の働きに影響する可能性、IGFBP-2~5の遺伝子発現調節にはある種の脂肪酸やグルココルチコイドが関与すること、これらの遺伝子発現調節機構における応答性の違いが、肉用鶏における骨格筋の発達に関与している可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

食肉の消費量は20世紀に激増し、今後もアジアを中心とした国々では経済発展に伴い食肉、特に鶏肉の消費量が増加することが予想されている。それ故、肉用鶏の骨格筋量を決定づける骨格筋におけるタンパク質代謝調節機構を解明することには極めて重要な意義がある。本研究において、我々はニワトリの骨格筋において発現するIGFBPsが、骨格筋形成に関与することを示唆し、その制御因子の一部を明らかにしたたことから、その学術的意義は高い。また、今後明らかにされるであろう各IGFBPの生理的重要性の解明は、肉用鶏の生産性を高めるための飼養管理技術の向上に貢献すると判断され、高い社会的意義を有するものといえる。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] インスリン様成長因子(IGF)-1がニワトリ筋管細胞のIGF関連遺伝子の発現に及ぼす影響2022

    • 著者名/発表者名
      本田和久・長田晴季・實安隆興
    • 学会等名
      日本家禽学会2022年度秋季大会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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