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体細胞モザイク変異疾患モデルマウスとLOH検出マウスの開発

研究課題

研究課題/領域番号 21K06131
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分43050:ゲノム生物学関連
研究機関公益財団法人かずさDNA研究所

研究代表者

中山 学  公益財団法人かずさDNA研究所, 先端研究開発部, 主任研究員 (30370927)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードゲノムエンジニアリング / ゲノム改変技術 / 部位特異的組み換え酵素 / VCre/VloxP / SCre/SloxP / バイオテクノロジー / 部位特異的組み換え / モザイク変異 / 体細胞突然変異 / 疾患モデルマウス
研究開始時の研究の概要

皮膚病では体細胞突然変異が原因となり生じるモザイク変異疾患が数多く見られる。汗孔角化症の皮疹は直径数mm程度の大きさで皮膚に多発するが、皮疹のゲノムのみに後天的な遺伝子変異(セカンドヒット)が生じると考えられている。疾患モデルマウスを作製し発症機構を調べるためには、表皮細胞の一部だけに遺伝子ノックアウトまたは変異を導入し、かつその細胞を蛍光標識して解析する必要がある。本研究では、頻度は稀であるが一個の細胞内では確実にCre反応が起きるシステム及び皮膚疾患において高頻度で起きていることが明らかになったLOH(loss of heterozygosity)検出マウスの作製のための技術開発を行う。

研究成果の概要

皮膚病では体細胞突然変異が原因となり生じるモザイク変異疾患が数多く見られる。これらの疾患モデルマウスを作製し発症機構を調べるためには、表皮細胞の(全部ではなく)一部だけに遺伝子ノックアウトまたは変異を導入し、かつその細胞を蛍光標識して解析する必要がある。本研究ではCreとCRISPR/Cas9の系を組み合わせることによって、頻度は稀であるが、一個の細胞内では確実にCre反応が起きるeditedCre(edCre)システムを開発した。この新規手法が正しく機能することは、レポーター細胞を用いた蛍光顕微鏡による解析だけでなく、次世代シーケンサーによる解析により示すことができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

先天性角化症・魚鱗癬にはgain-of-functionである優性の体細胞突然変異が原因となり生じるモザイク疾患が多数存在し、それらのモザイク疾患を調べるためには、表皮細胞の一部だけ変異を導入かつ蛍光標識して解析する必要がある。また、皮膚細胞だけでなく、他の組織においても低頻度で細胞を標識するニーズは確実に存在している。本新規技術を他の組織の低頻度な細胞標識に用いることは比較的容易に達成できると考えられるので、多くの研究者が利用できるコアな技術となることが期待される。

報告書

(1件)
  • 2023 研究成果報告書 ( PDF )

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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