研究課題
基盤研究(C)
皮膚病では体細胞突然変異が原因となり生じるモザイク変異疾患が数多く見られる。汗孔角化症の皮疹は直径数mm程度の大きさで皮膚に多発するが、皮疹のゲノムのみに後天的な遺伝子変異(セカンドヒット)が生じると考えられている。疾患モデルマウスを作製し発症機構を調べるためには、表皮細胞の一部だけに遺伝子ノックアウトまたは変異を導入し、かつその細胞を蛍光標識して解析する必要がある。本研究では、頻度は稀であるが一個の細胞内では確実にCre反応が起きるシステム及び皮膚疾患において高頻度で起きていることが明らかになったLOH(loss of heterozygosity)検出マウスの作製のための技術開発を行う。