研究課題/領域番号 |
21K06179
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44010:細胞生物学関連
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研究機関 | 東京薬科大学 |
研究代表者 |
長島 駿 東京薬科大学, 生命科学部, 講師 (40634465)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ミトコンドリア / 褐色脂肪細胞 / ミトコンドリアダイナミクス |
研究開始時の研究の概要 |
褐色脂肪細胞の活性化は生活習慣病の予防に期待されている。褐色脂肪細胞の活性化を目指した創薬には、褐色脂肪細胞の分化制御機構の解明が重要である。本研究はミトコンドリ アや脂肪滴などのオルガネラ動態が褐色脂肪細胞の分化を制御するかを明らかにする。マウス由来の褐色脂肪前駆細胞の分化誘導による褐色脂肪細胞の分化制御機構の解析、ノックアウトマウスの解析により、ミトコンドリアダイナミクス制御因子が褐色脂肪細胞 の分化を制御する分子機構を解明する。
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研究成果の概要 |
肥満は2型糖尿病、脂肪肝、脂質異常症などのリスク要因であり、健康寿命を延ばすためにはその予防が重要である。褐色脂肪細胞は中性脂肪を熱エネルギーに変換して消費することで、肥満防止に寄与する。本研究では、ミトコンドリア動態制御因子が褐色脂肪細胞の分化を制御する転写因子の活性化を調節することを見出した。さらに、褐色脂肪細胞の分化を制御するミトコンドリア動態制御因子の機能ドメインを同定することができた。本研究は、ミトコンドリア動態制御因子による褐色脂肪細胞の分化制御機構の一端を解明した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ミトコンドリア動態制御因子が褐色脂肪細胞の分化を制御する機構の一端を解明し、分化を制御する機能ドメインを同定した。ミトコンドリア動態制御因子の特定の機能ドメインをターゲットとした低分子化合物の開発は、褐色脂肪細胞の活性化を介した肥満に対する予防・治療薬の創薬につながる可能性がある。これにより、肥満や関連する代謝疾患に対する新たな治療アプローチの確立、そして健康寿命の延伸に寄与することが期待できる。
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