研究課題/領域番号 |
21K06233
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分44030:植物分子および生理科学関連
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
賀屋 秀隆 愛媛大学, 農学研究科, 准教授 (80398825)
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研究分担者 |
小林 括平 愛媛大学, 農学研究科, 教授 (40244587)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
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キーワード | ゲノム編集 / cis-element / 遺伝子発現 / 花成 / FT / FT遺伝子 / シロイヌナズナ / CCAAT / シスエレメント / 発現制御 / SpCas9-NGv1 / 遺伝子発現制御 |
研究開始時の研究の概要 |
ゲノム編集技術を適用し,シロイヌナズナFT 遺伝子発現制御機構について,本来のゲノム上でのcis-elementの機能解析・エピジェネティック発現制御機構の解明を目的とする遺伝子発現制御において重要な役割を果たすのがcis-elementやエピジェネティック情報である.本申請研究では,新奇ゲノム編集技術を用いてFT 遺伝子のゲノム上のcis-elementを直接編集し,その機能の解明をおこなう.
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研究成果の概要 |
本研究では,シロイヌナズナの花成制御遺伝子FTの発現制御メカニズムの解明をおこないました.ゲノム編集技術を用いて,FT遺伝子の発現を調節するcis-elementに変異を導入することに成功しました.単離した変異体を解析した結果,特にFTの翻訳開始点から5.3kb上流にあるCCAAT1配列が重要な役割を果たしていることを明らかにしました.この研究は他の作物にも応用可能で,将来は栽培品種の花成時期を調整する技術につながると期待されます.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
FT遺伝子は植物が適切な時期に花を咲かせることにおいて機能する重要な遺伝子です.その為,FT遺伝子の発現のタイミング・場所・量は精密に調整されています.最新のゲノム編集技術を用いて,ゲノム上にあるFT遺伝子のcis-elementを直接編集し,解析しました。結果,FTの翻訳開始点から5.3kb上流にあるCCAAT1配列が花成制御に重要な役割を果たしていることが明らかになりました.この研究成果は,将来,農業において作物の花成時期を調整する技術の開発につながり,作物の栽培効率向上や収穫時期の最適化に寄与することが期待されます.
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