研究課題/領域番号 |
21K06325
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分45030:多様性生物学および分類学関連
|
研究機関 | 藤田医科大学 |
研究代表者 |
塚本 健太郎 藤田医科大学, オープンファシリティセンター, 講師 (00582818)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
|
キーワード | 種を超えた多型 / プロテアソーム / 対立遺伝子 / 免疫プロテアソーム / プロテアソームサブユニット / 二型性 |
研究開始時の研究の概要 |
遺伝的多型には、複数の生物種にまたがって存在する「種を超えた多型 (TSP)」が知られている。硬骨魚類では、免疫プロテアソームサブユニット遺伝子PSMB8がTSPを示すことが明らかになっている。本研究では、PSMB8遺伝子について、脊椎動物の野生個体を用いた多型解析とその多型により生み出されるタンパク質の機能を解析することにより、TSPの進化の仕組みを解明することを目指す。
|
研究実績の概要 |
哺乳類の免疫プロテアソームを構成するサブユニットのうち、プロテアーゼ活性を有するサブユニットとしてPSMB8, PSMB9, PSMB10の3種類が存在する。硬骨魚類ではさらにPSMB9-like遺伝子とPSMB10-like遺伝子が存在し、アミノ酸配列からプロテアーゼ活性を有するサブユニットをコードすることが示唆されている。そこで、硬骨魚類ニホンメダカの培養細胞において、PSMB9-likeとPSMB10-likeが免疫プロテアソームのサブユニットとして取り込まれているかを検証した。本年度は、PSMB9-like遺伝子とPSMB10-like遺伝子のそれぞれを強制発現する安定細胞株の作成を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
本年度では、PSMB9-like遺伝子とPSMB10-like遺伝子のそれぞれを強制発現する安定細胞株から免疫プロテアソームを精製し、PSMB9-likeとPSMB10-likeがサブユニットとして取り込まれているかウエスタンブロットで確認する予定であった。安定細胞株の作成に時間を要したために遅れが生じた。
|
今後の研究の推進方策 |
次年度、まずウエスタンブロットによりPSMB9-likeとPSMB10-likeがサブユニットとして免疫プロテアソームに取り込まれているかを確認する。さらにニホンメダカの培養細胞から組換えIFN-γにより誘導されたPSMB8を含む免疫プロテアソームを精製し、多種の合成ペプチド基質を用いてPSMB8の二型間の切断特異性を比較する。
|