研究課題/領域番号 |
21K06464
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47010:薬系化学および創薬科学関連
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研究機関 | 大阪医科薬科大学 |
研究代表者 |
平野 智也 大阪医科薬科大学, 薬学部, 教授 (20396980)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | エピジェネティクス / エピトランスクリプトーム / 蛍光 / 生体内有機化学反応 |
研究開始時の研究の概要 |
核酸塩基、タンパク質への化学的な修飾は、遺伝子の配列に依存しない生理機能の分子的な基盤であり、これらを解析する手法は、生物学の研究だけでなく、創薬、医療において有用となる。その一方で、化学的な安定性の低さなどから従来の手法では解析が困難となるケースもある。そこで、本研究ではこうした問題を解決するために、修飾核酸塩基、修飾アミノ酸と選択的に結合を形成する有機化学反応を見出し、反応前後で蛍光特性が変化する蛍光センサーを開発する。開発したセンサーを、特定の塩基配列を認識するヌクレオチド鎖などに導入することにより、生体内でリアルタイムな解析を可能とする手法を開発する。
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研究成果の概要 |
生体内のタンパク質を構成するアミノ酸、DNA、RNAを構成するアデニンなどの核酸塩基はメチル化などの化学修飾反応を受けます。こうした化学修飾は重要な生理機能を制御し、その異常は疾患の要因になります。そのため、化学修飾の詳細を明らかにすることは基礎研究、医療のいずれにおいても重要となります。本研究では、化学修飾、特にアデニンのメチル化とリシン残基のモノメチル化のぞれぞれを簡便かつ安価に検出する手法を開発しました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生体内のアミノ酸、核酸塩基に対する化学修飾を選択的に検出する手法は基礎研究の発展を通じた学術的な意義だけでなく、新たな治療法の構築などによる社会的な意義も極めて大きいです。本研究では有機化学反応を利用するという独自の戦略に基づき、安価かつ簡便な検出法の開発に成功しました。開発した方法は医療、創薬などで有用となる重要な研究成果です。
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