研究課題/領域番号 |
21K06578
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47040:薬理学関連
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
白鳥 美穂 (林) 九州大学, 薬学研究院, 助教 (20735641)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 慢性掻痒 / 痒み / 一次求心性神経 / アトピー性皮膚炎 / IL-6 / アストロサイト |
研究開始時の研究の概要 |
慢性的な痒み(慢性掻痒)は、国民の1割が罹患するアトピー性皮膚炎に代表されるアレルギー性皮膚疾患の主症状で、患者の生活の質(QOL)の著しい低下をもたらす。従来の慢性掻痒研究は皮膚を中心に展開されていたが、研究代表者らは中枢神経系の変化にいち早く着目し、脊髄後角における活性化アストロサイトの重要性を見出し、アストロサイト活性化を引き起こす分子が一次求心性神経で発現増加したIL-6であることを明らかにした。そこで本研究では、細胞種選択的遺伝子導入・ゲノム編集法や網羅的遺伝子解析等を駆使し、慢性掻痒時の一次求心性神経におけるIL-6発現増加メカニズムを解明する。
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研究実績の概要 |
慢性掻痒モデルマウスの一次求心性神経の細胞体が集積している後根神経節のIL-6の発現及び局在をRNAscope in situ hybridyzationで確認した。その結果、神経細胞においてIL-6のシグナルの増加が認められた。IL-6陽性神経細胞の割合も増加することがわかった。局在については、限られた神経細胞に発現していることがわかった。各種神経サブセットマーカーとの共局在を検討したところ、特定のサブセットマーカーとの共局在が明らかになった。 プロモーター配列導入プラスミドを用いてウイルスベクターを作製し、マウスの一次求心性神経に導入したところ、RNAscope in situ hybridyzationによって得られたシグナルの局在よりも幅広く発現することが判明した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
慢性掻痒モデルマウスの一次求心性神経におけるIL-6発現細胞を選択的に遺伝子発現制御できるツールについての検討が途中段階であるため。
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今後の研究の推進方策 |
慢性掻痒モデルマウスの一次求心性神経におけるIL-6発現細胞を選択的に遺伝子発現制御できるツールについての検討が途中段階であるため。
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