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新規C-配糖体代謝酵素の触媒メカニズムの解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K06624
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47050:環境および天然医薬資源学関連
研究機関九州保健福祉大学

研究代表者

中村 賢一  九州保健福祉大学, 薬学部, 講師 (70512002)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
キーワードC-配糖体 / 代謝酵素 / C-グリコシル化 / 腸内細菌 / 生薬 / 触媒機構
研究開始時の研究の概要

腸内細菌による漢方薬成分の代謝は、漢方薬の薬効発現と密接に関与していると考えられている。本研究課題では、漢方薬成分としてC-配糖体に着目し、腸内細菌由来のC-配糖体代謝酵素の触媒メカニズムを詳細に解析する。具体的には、X 線結晶構造解析によるC-配糖体代謝酵素の触媒メカニズムの解明や、ホモロジー検索による新規C-配糖体代謝酵素の探索、C-配糖体代謝酵素の酵素逆反応を利用したC-グリコシル化法の開発などを行う。

研究実績の概要

漢方薬は熱水で煎じて服用するため、その煎液には、親水性の配糖体成分が多量に溶出している。経口摂取した配糖体は消化管上部からは吸収されにくく、消化管下部において腸内細菌による種々の代謝を受けた後、アグリコン等の代謝物が体内に吸収される。そのため、腸内細菌による配糖体の代謝は、漢方薬の薬効発現と密接に関わっていると考えられている。
配糖体の一群には、アグリコン部と糖部が直接C-C結合したC-配糖体も含まれる。C-配糖体は化学的に安定であるが、一部の腸内細菌はC-配糖体のC-C結合を開裂し、アグリコンを生成することが知られている。これまでの研究から、研究代表者は、生薬カッコンに含まれるイソフラボンC-配糖体のpuerarinを代謝する腸内細菌由来の酵素群を同定している。本研究の目的は、これまでに同定例の少ない腸内細菌由来のC-配糖体代謝酵素の機能を詳細に解析することである。
本年度は、昨年度に大腸菌を用いて発現させたC-配糖体代謝酵素を用い、酵素のC-グリコシル化活性を評価した。種々の基質を用いて酵素反応を行った結果、一部の基質において代謝物が検出された。現在、各種機器分析法による代謝物の構造確認を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究課題は本年度(2023年度)までの研究計画であったが、課題開始初年度の研究代表者の所属先の異動などにより研究が遅れたため、研究計画を1年延長した。

今後の研究の推進方策

C-配糖体と予測される酵素反応生成物について、各種機器分析を行い、代謝物の構造確認を行う。また、研究成果をまとめ、英語論文を投稿する。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2022

すべて 雑誌論文 (1件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 腸内細菌酵素による生薬成分<i>C</i>-配糖体の代謝2022

    • 著者名/発表者名
      中村 賢一
    • 雑誌名

      ファルマシア

      巻: 58 号: 6 ページ: 567-571

    • DOI

      10.14894/faruawpsj.58.6_567

    • ISSN
      0014-8601, 2189-7026
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書
  • [学会発表] ヒト腸内細菌由来酵素による生薬成分C-配糖体の代謝2022

    • 著者名/発表者名
      中村賢一
    • 学会等名
      第2回宮崎県北サイエンスフォーラム
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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