研究課題/領域番号 |
21K06690
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分47060:医療薬学関連
|
研究機関 | 長崎大学 |
研究代表者 |
永田 康浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (80336164)
|
研究分担者 |
前田 隆浩 長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 教授 (40284674)
|
研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
|
配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
|
キーワード | ポリファーマシー / 後期高齢者医療保険 / 介護保険 / 介護リスク / 健康長寿 / ビッグデータ |
研究開始時の研究の概要 |
これまで我々が長崎県五島市と共同で構築したクラウドサーバーの調剤情報に医療レセプトデータ・介護レセプトデータ・健診データ・住民データ(死亡データ等)を連結させ、調剤情報と介護状況を個人レベルで紐づけるシステムを活用しポリファーマシーが及ぼす社会的影響について多面的解析を試みている。本研究では、 この医療・介護の連結ビッグデータを活用し、ポリファーマシーと介護リスクの関連性を明らかにするとともに介護リスクを介した医療経済的影響についても検証し、介護リスクとポリファーマシーの双方の克服につながるエビデンスを明らかにする。
|
研究実績の概要 |
本研究の目的は、医療・介護の連結データを構築し、これを活用することで、社会問題である介護リスクとポリファーマシーの関連性を明らかにし、ポリファーマシーの是正と介護予防の双方につながるエビデンスを明らかにすることである。この目的に向け、これまでに構築されてきた地域調剤情報共有システムのクラウドサーバーにある調剤情報に、医療レセプトデータ・介護レセプトデータ・健診データ・住民データ(死亡データ等)を連結させ、調剤情報と介護状況を紐づける新規プラットフォームを構築する。構築したプラットフォームを活用し、医療・健康情報を統合した解析を行うことで、地域レベルにおけるポリファーマシーの実態を明らかにすることをめざす。 【2021年度】 当初の計画通り以下の手順で研究を行なった。(1)調剤データと医療レセプトデータ・介護レセプトデータ・健診データ・住民データ(死亡データ等)を連結させたプラットフォームを作成した。(2)研究目的を達成するために必要な項目を以下より検討し選択した。①基礎データ(年齢、性別、居住地など)②多剤併用状況(併用薬剤数、薬剤内容、など)③介護情報(要介護度、利用中の介護サービス、など)(3)新規に構築されたデータベースから、目的とする変数を含むデータセットの抽出を試験的に行い、検証作業を行った。 【2022年度】引き続きデータを抽出し、抽出内容の突合と検証を行なった。検証の結果、整合性が確認されたものについて、順次解析を行なった。 【2023年度】データセットの抽出を終了し、研究目的に関する変数の検討、検証作業を完了した。引き続き、パイロット解析を終了し、順次解析を進めた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
調剤データと医療レセプトデータ・介護レセプトデータ・健診データ・住民データ(死亡データ等)を連結させたプラットフォームの作成を完了した。さらに研究目的に関する変数の検討、データセットの抽出に時間を要したものの抽出されたデータセットに対する検証作業完了した。現在、パイロット解析を終了し、引き続き順次解析を進めている。
|
今後の研究の推進方策 |
すでに、抽出されたデータセットに対する検証作業完了しており、目的に関連する項目の横断・縦断的な解析完了後に、論文作成、公表を予定している。
|