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適切な抗凝固療法を目指した直接経口抗凝固薬の薬効および副作用に関する理論的解析

研究課題

研究課題/領域番号 21K06716
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分47060:医療薬学関連
研究機関東京薬科大学

研究代表者

山田 安彦  東京薬科大学, 薬学部, 教授 (40158225)

研究分担者 片桐 文彦  東京薬科大学, 薬学部, 講師 (60420642)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード直接経口抗凝固薬 / 血中濃度 / 比色法 / 第Xa因子 / 抗凝固療法
研究開始時の研究の概要

添付文書やインタビューフォーム、原著論文など既存の資料から、薬物動態学的パラメータ、薬力学的パラメータ、ワルファリンと比較した有効性、副作用発現率などを収集・解析し、標的分子結合占有理論を用いて、目標となる血中薬物濃度域を推定する。また、視覚的に評価可能な比色法を用いた薬物濃度測定法を開発する。

研究成果の概要

抗凝固療法は、直接経口抗凝固薬(DOAC)の上市にともない、ワルファリン中心の治療から選択肢が増えた。DOACは、モニタリングの必要性も用量調節も必要なく安全に使用できるとされていたが、近年、その使用方法を改めて評価する必要が生じてきた。本研究では、適切な抗凝固療法の施行を目指し、有効性・安全性の指標となるような血中薬物濃度域を推定すること、また、簡便な評価法の開発を目的とする。ワルファリンと比較した第3相試験の結果を解析することにより、血中第Xa因子阻害薬濃度の危険域と推定することができた。また、吸光光度計を用いて評価可能な測定系を開発し、第Xa因子阻害剤濃度を測定することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

直接経口抗凝固薬はワルファリンと異なり用量調整が不可能である。多くの患者は、常用量で安全かつ有効に使用できるが、高齢者や併用薬が多い患者などは、安全に使用できるとは限らない。本研究の成果は、特に出血リスクが高くなる血中濃度域を明らかにできたため、血中濃度が変化しやすい病態の患者を抽出し、適切な抗凝固療法の施行に貢献できると考えられる。一方、直接経口抗凝固薬の血中濃度測定は液体クロマトグラフィー質量分析計が専らであり、設備の面で測定できる施設はかなり限られる。直接経口抗凝固薬はその血中濃度と標的酵素の阻害活性に相関関係があり、既報の条件を応用することで、特別な設備がなくとも血中濃度を評価できた。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2022

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 汎発性血管内血液凝固症治療薬トロンボモデュリン アルファの効果・副作用に関する理論的解析2022

    • 著者名/発表者名
      片桐文彦、田中(鳩山)紗緒里、坂本麻衣子、今浦将治、木村耕二、高柳理早、山田安彦
    • 学会等名
      第43回日本臨床薬理学会学術総会
    • 関連する報告書
      2022 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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