研究課題/領域番号 |
21K06736
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48010:解剖学関連
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研究機関 | 松山大学 (2022-2023) 愛媛大学 (2021) |
研究代表者 |
鍋加 浩明 松山大学, 薬学部, 教授 (60581098)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | プロサポシン / 腫瘍随伴マクロファージ / 癌進展 / ソルチリン / mRNA / 大腸癌 / 神経栄養因子 / 癌悪性度 / 癌伸展 |
研究開始時の研究の概要 |
神経が傷ついた時にプロサポシンと呼ばれる物質が増えて神経を守ります。一方、がん細胞が広がっていく時にも、がんの近くの細胞がプロサポシンを受け取っている可能性がありました。がんが広がっていく仕組みを明らかにすることで、新たながん治療方法が開発できる可能性があります。
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研究成果の概要 |
神経が傷ついた時にプロサポシンと呼ばれる物質が増えて神経を守ります。一方、がん細胞が広がっていく時にも、がんの近くの細胞がプロサポシンを放出し、そのプロサポシンをがん細胞が受け取っていることが分かりました。これはがん細胞が広がっていく時にプロサポシンを栄養のように取り込むことを示しています。例えば脳梗塞のとき、プロサポシンは傷ついた神経に対して良い効果を示します。一方、大腸がんのときはがんに対して栄養になってしまい、反対に体に悪い効果となってしまうのです。そこでプロサポシンを分泌させたり止めたりを自由に切り替えることができるようになれば、新たながん治療方法となる可能性があります。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
プロサポシンはもともと体の中にある物質です。プロサポシンには体にいい効果もあり、全身のプロサポシンを減少させてしまうと副作用が出てしまいます。そこで、がんのまわりだけプロサポシンを減らせるという新しいがん治療方法を開発しています。プロサポシンを細胞の中で分解させることで、周囲のがん細胞に栄養を与えないという治療方法です。栄養が足りなくなったがんは伸びるのをやめます。
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