研究課題/領域番号 |
21K06823
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分48040:医化学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 (2023) 自治医科大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
平本 貴史 獨協医科大学, 医学部, 助教 (00725062)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
中途終了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | AAVベクター / エクソソーム / 遺伝子治療 |
研究開始時の研究の概要 |
アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクターは非病原性ウイルスに由来し、遺伝子治療用ベクターとして期待されている。しかし、約半数の遺伝子治療対象患者は、AAVの既感染に伴い治療前より抗AAV中和抗体(中和抗体)を保有するため、AAVベクターを用いた遺伝子治療の治療効果が期待できない。本研究では、表面に修飾したexoAAVベクターを開発し、初の修飾AAVベクターによる中和抗体回避の可能性と投与後の安全性の解明を目指す。本研究成果によって、AAVベクターによる遺伝子治療の適応拡大・治療効果の改善、また、初のエキソソーム修飾法として、腫瘍細胞への標的化薬剤送達などの異分野への応用が期待できる。
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研究実績の概要 |
昨年までの結果で、修飾AAVベクターは、生体外において未修飾群と比較して高い遺伝子導入効率を保有しており、また抗AAV中和抗体存在下でも感染可能であることがわかった。 そこで、本年は実際に血友病モデルマウスに投与して、修飾AAVベクターの評価をする予定であったが、研究代表者の異動によって準備だけで終わってしまった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
研究代表者の異動によって、動物実験の申請書の再作成、および遺伝子組み換え実験の申請が必要になってしまった。
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今後の研究の推進方策 |
本研究は被修飾群と比較して、修飾AAVベクターの有効性を生体外にて示せた。本結果を考慮して、現在遺伝子治療の対象外である膵臓や腎臓などの臓器の疾患を対象とした遺伝子治療の基礎研究を行う予定である。
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