研究課題/領域番号 |
21K06918
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
河内 洋 公益財団法人がん研究会, がん研究所 病理部, 診断病理学担当部長 (20401375)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | RhoGAP / Claudin-18 / ARHGAP / 早期胃癌 / リンパ節転移 / fusion / 胃癌 / 病理 / 混在型 / 消化管 / 病理学 / 融合遺伝子 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、従来の胃癌病理分類では抽出が困難であった、RhoGAP胃癌を対象とし、組織病理学的、遺伝子学的、臨床的解析により胃癌において診断・治療の面で区別すべき独立した疾患単位としての意義を証明することを目的とする。組織アレイ(tissue microarray、TMA)とfluorescence in situ hybridization (FISH) を主に用いた効率的な融合遺伝子の拾い上げにより、多数の胃癌症例に対する後方視的解析を行う。病理組織診断基準、付加的遺伝子の解析、臨床的特徴、RhoGAP 胃癌内における融合遺伝子陽性群とRHOA 変異陽性群との差異を明らかにする。
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研究実績の概要 |
本研究では、従来の胃癌病理分類では抽出が困難であった、Rho GTPase activating protein(RhoGAP)に関連するゲノム異常を示す胃癌(RhoGAP胃癌)を対象とし、組織病理学的、遺伝子学的、臨床的解析により胃癌において診断・治療の面で区別すべき独立した疾患単位としての意義を証明することを目的としている。 当該年度は、研究3年次に相当する。 前年度に2005年~2014年までの間に当院で外科的切除が施行されたpT1b胃癌症例899例についての、FISHによる解析を行ったが、当該年度に、得られた結果の論文化を行い投稿、2024年3月31日時点で査読中である。 当該年度には、さらに、2015年・2016年の2年間のpT1a(約100例)、 pT1b症例(約200例)の解析を行った。pT1a胃癌においても、pT1b胃癌と同様に、リンパ節転移の危険因子として、RhoGAP融合遺伝子の存在がきわめて有意な因子であることが確認された。pT1a胃癌における有用なリンパ節転移危険因子としての意義が明らかになることは、内視鏡治療の適応をより適切化するために有用と考えられる。本結果についても、論文化を進め、投稿準備中である。 また、2015年・2016年のpT1b症例については、全例に対しRHOA変異の解析も行った。その結果と臨床病理学的所見ならびにRhoGAP融合遺伝子の有無との関連について検討中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
他の業務との適切なエフォート配分ができなった点にある。
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今後の研究の推進方策 |
本研究に割くエフォートを当初の予定通りまで戻す。現在論文投稿、作成しているものを論文受理の段階まで進める。また、RHOA変異を解析した症例群に対する検討を進める。
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