研究課題/領域番号 |
21K06927
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分49020:人体病理学関連
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研究機関 | 獨協医科大学 |
研究代表者 |
石田 和之 獨協医科大学, 医学部, 教授 (40444004)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 肝外胆管癌 / 胃腸分化形質 / 癌間質 / 遠位胆管癌 / 肝門部胆管癌 / 胃腸分化 / 癌関連線維芽細胞 / 胆管癌 / 胃腸分化マーカー / 腫瘍形成メカニズム |
研究開始時の研究の概要 |
胆管癌は本邦に多い悪性度が高い癌腫であり,肝外胆管癌は胃腸分化マーカーの発現により分類される.しかし,胃腸分化マーカーの発現状態の違いがどのように発癌,進展に関わっているかは不明である.我々は,胃腸分化マーカーの発現状態によって,異なるがん微小環境が形成されている可能性を考え,癌関連線維芽細胞 (CAFs),腫瘍浸潤リンパ球 (TILs),腫瘍関連マクロファージ (TAMs)の発現状態を免疫組織学的に検討し,肝外胆管癌の予後を規定する癌細胞と癌間質マーカーの組み合わせを明らかにすることを目的とする.
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研究成果の概要 |
肝門部胆管癌と遠位胆管癌の胃腸分化方向と癌間質との関連性を明らかにするため,癌関連線維芽細胞(CAFs), 腫瘍浸潤リンパ球(TILs), 腫瘍関連マクロファージ(TAMs), 胃腸分化マーカーの発現を検討した.胆管癌手術施行例の集積,HE標本全ての見直しを行い,主座,組織型,深達度,脈管侵襲,上皮内癌の有無,簇出,マーカー発現など病理学的所見を評価した.結果は,神経浸潤の程度(遠位>肝門部),脈管侵襲の程度(遠位>肝門部),MUC5ACの発現,TILとTAMの発現状況が部位により異なる可能性が示された.上皮の胃腸分化方向とCAFs,TILs,TAMsの関連性は見出せなかった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
胆管癌はアジアに罹患者が多く,我が国においても癌による臓器別死亡原因では第6位で,5年生存率は20%前後と膵癌に次いで悪性度が高い.本研究では肝門部胆管癌と遠位胆管癌の胃腸分化方向と癌間質との関連性を明らかにするため病理所見,癌関連線維芽細胞(CAFs), 腫瘍浸潤リンパ球(TILs), 腫瘍関連マクロファージ(TAMs), 胃腸分化マーカーの発現を検討したところ,神経浸潤の程度,脈管侵襲の程度(遠位>肝門部),MUC5ACの発現,TILsとTAMsの発現状況が部位により異なる可能性が示された.胆管癌の腫瘍発生・進展のメカニズムを解明することは,胆管癌の治療につながる重要な課題である.
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