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大腸癌肝転移における腫瘍微小環境での好中球の機能・動態解明

研究課題

研究課題/領域番号 21K07097
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分50010:腫瘍生物学関連
研究機関京都大学

研究代表者

板谷 喜朗  京都大学, 医学研究科, 助教 (80814029)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワード大腸癌 / 腫瘍微小環境 / 好中球 / 大腸癌肝転移 / 癌代謝 / TAN / TAM / 肝転移 / マウスモデル
研究開始時の研究の概要

大腸癌は本邦の癌死亡の上位を占める癌である。原発大腸にとどまる癌であれば手術的切除で根治可能だが、転移をきたすと根治的治療が困難となる。腫瘍微小環境が癌の転移に深く関与するが、分子生物学的機序は不明な部分が多い。腫瘍微小環境では免疫細胞が複雑にネットワークを形成していることが知られており、本研究では、免疫細胞の最多の分画である好中球を中心に肝転移での腫瘍微小環境の分子生物学的機序の解明を試みる。

研究成果の概要

申請者は大腸癌腫瘍微小環境における、ケモカインを介した腫瘍-間質作用に関して報告してきた。とくに、ケモカインCCL15-CCR1を介した骨髄由来細胞による腫瘍促進能や、CXCL1/8-CXCR2を介した好中球による腫瘍促進能を報告してきた。これらを包括的に調べるため、CCR1ノックアウトマウスやCXCR2ノックアウトマウス、CCR1中和抗体を使用し大腸癌の肝転移能を解析した。さらに好中球のneutrophil extracellular trap (NET)の作用に着目し、NETの肝転移促進能を解析した。

研究成果の学術的意義や社会的意義

大腸癌は本邦の癌死亡の上位を占める癌である。原発大腸にとどまる状態であれば手術による根治的治療が可能となるが、ひとたび転移を来すと根治的治療が困難となることも多い。腫瘍微小環境における骨髄由来細胞の役割を解明し、好中球や単球/マクロファージの感染症に対する一次免疫応答機能を保持しつつ腫瘍促進能のみを阻害できる可能性を見出したことは学術的な意義が大きい。これらが将来的に臨床応用されれば、癌死亡の上位をしめる大腸癌で、直接的な死因となりうる転移制御に対するあらたな治療方法となりうることの社会的意義は大きい。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 実臨床を模した大腸癌マウスモデルの作出ー自然発生大腸癌の薬剤耐性モデルや肝転移モデルの作成と癌治療のネクストステージ2021

    • 著者名/発表者名
      板谷喜朗
    • 学会等名
      第121回日本外科学会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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