研究課題/領域番号 |
21K07114
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分50010:腫瘍生物学関連
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研究機関 | 愛知県がんセンター(研究所) |
研究代表者 |
梶野 リエ 愛知県がんセンター(研究所), がん病態生理学分野, 主任研究員 (20633184)
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研究分担者 |
青木 正博 愛知県がんセンター(研究所), がん病態生理学分野, 副所長兼分野長 (60362464)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 大腸がん / オルガノイド培養 / 合成致死 / 大腸がんマウスモデル / 大腸腫瘍オルガノイド / KRAS変異 |
研究開始時の研究の概要 |
がんの薬物療法は、正常細胞への悪影響が少なく効果的にがん細胞の増殖を抑制するものが理想的である。本研究では、大腸腫瘍細胞のKras変異がMyD88阻害による増殖抑制・細胞死誘導に対して抵抗性をもたらす分子メカニズムを解明し、Kras変異の影響を打ち消す標的因子の候補を得ることを目的とする。候補因子について、マウス腸管組織およびヒト大腸がん組織検体由来オルガノイドを用いたin vitroでの検討、ならびに大腸がんマウスモデルを用いたin vivoでの検討を行う。本研究により、Wnt経路とKrasに変異を持つ多くの大腸がんを標的とした革新的な大腸がん治療戦略を開発する基盤を築きたい。
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研究成果の概要 |
大腸がん細胞の増殖はMyD88の働きを阻害すると抑えられるが、Kras遺伝子に変異が生じて悪性化したがん細胞ではその効果が弱くなる。変異型Krasの働きに関わる因子を探索して得られた候補因子のうち3つについて調べたところ、1つの因子ががん細胞の増殖に関わることが示唆された。この因子の阻害剤とMyD88阻害剤を併用することで、Kras遺伝子変異により悪性化したがん細胞の増殖が効果的に抑えられることが期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本邦における2020年のがん死亡数をみると、大腸がんは男性で第2位、女性では第1位と多く、効果的な大腸がんの治療法が必要とされている。Kras遺伝子変異は悪性化したがん細胞でよく見られるが、変異型Krasを標的にした治療薬は創薬が難しいとされている。本研究で得られた候補因子を阻害すると変異型Krasの働きを打ち消してがん細胞の増殖を抑えやすくする可能性が考えられ、大腸がんに対する新しい治療法につながることが期待される。
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