研究課題/領域番号 |
21K07351
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52010:内科学一般関連
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
砂川 正隆 昭和大学, 医学部, 教授 (20514467)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | オキシトシン / 漢方薬 / 加味帰脾湯 / 抗不安作用 / 抗ストレス作用 / 抑肝散 |
研究開始時の研究の概要 |
①まずは,健常ラットに漢方薬(抑肝散,加味帰脾湯)を投与することによって,中枢あるいは末梢におけるオキシトシン分泌の変化を調べる。 ②ストレスモデルラットを用い,漢方薬の抗ストレス作用を検討し,この効果がオキシトシンの分泌を介したものであるか検討する。 ③オキシトシンの分泌異常が関与する他の疾患モデル動物に対して,漢方薬が有効であるかを検討する。
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研究実績の概要 |
近年,オキシトシンの中枢神経系への作用が注目されている。オキシトシンは,信頼関係・絆の形成,母性行動の促進,自閉症スペクトラム障害の改善,抗不安・抗ストレス作用,鎮痛作用など多様な作用を有している。ただ,オキシトシンは血液脳関門をほとんど透過しないため,オキシトシンそのものを用いた薬物療法は難しい。そこで,申請者は,上述のような効果を期待して使用されている漢方薬(加味帰脾湯)に着目した。 今年度は,加味帰脾湯の抗不安・抗ストレス作用に,オキシトシンの分泌促進作用が関与しているのかを検討した。ラットに加味帰脾湯を前投与し,急性ストレス負荷をしたところ,オキシトシンの分泌が高まり,抗不安・抗ストレス効果がみられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
研究開始時(2021年)から新型コロナ感染症の影響を受けた。動物実験が制限されていた期間もあり,遅れている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き,ストレスの条件を変え,また,他の漢方薬(抑肝散)についても,オキシトシンの分泌に与える影響を検討する。
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