研究課題
基盤研究(C)
本研究では,最終的な目標である間質性肺炎患者の呼吸困難に対するモルヒネの有用性を検証する第3相試験を実施するために,以下のような研究デザインによって呼吸困難を訴える間質性肺炎患者におけるモルヒネの有効性,安全性などを検証する(第2相試験).
「間質性肺炎患者の呼吸困難に対する薬物療法のエビデンス」を創出するため,多施設共同単一群非盲検非対照試験を計画し,モルヒネ徐放製剤の忍容性,安全性,有効性などを検討した.医師主導の特定臨床研究として,国内6施設の協力を得て,すでに24例の間質性肺炎患者(目標症例数:34例)を登録し,現在,その結果を解析し,さらに目標症例数に向けて研究を継続している.現在まで,本特定臨床研究の継続にあたって,問題となるような重篤な有害事象は発生していない
本研究は,いまだ確立していない間質性肺炎患者の緩和ケアにおいて,これらの患者の最も大きな苦しみである呼吸困難に対するモルヒネ徐放製剤の安全性,有効性などについて検証し,第3相試験に進むための基盤となる知見を得ることである.本研究の結果によって,間質性肺炎患者の呼吸困難に対する診療における新たなエビデンスが得られ,これらの患者のより適切な緩和治療の開発,普及につながる可能性を持つ意義のある研究である.
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