研究課題/領域番号 |
21K07433
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52020:神経内科学関連
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
新堂 晃大 三重大学, 医学系研究科, 教授 (60422820)
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研究分担者 |
松山 裕文 三重大学, 医学部附属病院, 助教 (80750025)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 脳アミロイド血管症 / アルツハイマー病 / 血液脳関門 / ペントラキシン3 / アストロサイト |
研究開始時の研究の概要 |
脳アミロイド血管症(CAA)は頭蓋内の血管壁にアミロイドが蓄積し、様々な脳血管障害の原因となる疾患であり、アルツハイマー病の80-90%に認められる病理変化である。ペントラキシン3(PTX3)は脳内で血液脳関門の保護作用を有する一方、PTX3は補体の調整作用を有することが報告されている。今回、「補体の活性化が脳血管におけるクリアランスシステムへの障害を来たす」という研究仮説に基づき検討を行う。
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研究実績の概要 |
血管内皮の障害マーカーとして臨床上報告されているペントラキシン3(pentraxin 3, PTX3)、脳内においては血管内庇のみならずアストロサイトでの発現を認める。障害マーカーとして報告されるのみでなく、血管内皮保護作用と血管新生抑制作用を有することが明らかになった。アルツハイマー病の患者では、様々な程度の脳アミロイド血管症を高率に合併することが判明している。 脳アミロイド血管症モデルマウス(Tachida Y, Shindo A, et al. J Biol Chem. 2022)を用いて、PTX3の発現を確認した。脳アミロイド血管症モデルでも血管内皮においてPTX3の発現を認め、さらにアストロサイトでも発現を認めている。さらに脳アミロイド血管症モデルに対し慢性脳低灌流負荷を行うことで、出血性病変の増悪を確認している。またPTX3発現細胞の確認を行い、慢性脳低灌流負荷による変化を確認している。 一方、in vitroの系ではラット神経幹細胞やアストロサイト初代培養に対して塩化コバルト(CoCl2)の投与により慢性低酸素ストレスを与え、PTX3発現を確認している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
モデルマウスの繁殖に時間を要している。
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今後の研究の推進方策 |
現在、in vivoおよびin vivoの系における研究を同時に行っている。 さらにrecombinant PTX3投与による治療効果を確認していく予定である。
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