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進行性核上性麻痺における視床下核容積定量と症状、予後の関連性を調査する前向き研究

研究課題

研究課題/領域番号 21K07449
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52020:神経内科学関連
研究機関福岡大学

研究代表者

藤岡 伸助  福岡大学, 医学部, 准教授 (20735584)

研究分担者 森下 登史  福岡大学, 医学部, 講師 (20750756)
坪井 義夫  福岡大学, 医学部, 教授 (90291822)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2026-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
キーワード進行性核上性麻痺 / 転倒 / 視床下核
研究開始時の研究の概要

進行性核上性麻痺(以下 PSP)は、臨床表現型が多彩で、確立した診断バイオマーカーがないため、臨床診断に困難を要する事があります。PSPの予後に大きく影響し病初期から出現する「転倒」の主病巣は明らかでありません。
本研究では、PSPを含めたパーキンソン症候群を呈する疾患患者さんに対してMRI検査を行い、脳各部位の容積を3次元で定量解析し、疾患群間の鑑別診断精度を算出するとともに、既存のMRIを用いた鑑別診断法の精度との比較も行います。次いで前方向視的に定期的評価を行うことで、各脳部位と転倒を含めた臨床症状の関連性を明らかにします。

研究実績の概要

当研究は、パーキンソニズムを呈する神経変性疾患(進行性核上性麻痺、パーキンソン病、多系統萎縮症、大脳皮質基底核変性症)の視床下核を含めた関連脳部位の定量化し、診断精度(感度・特異度)を算出するとともに、他の既存の診断法の診断精度とも比較する。そして進行性核上性麻痺で病初期から出現する易転倒性と視床下核の萎縮との関連性も評価することを目的としている。また長期的に定期的評価を行うことで、萎縮部位の出現時期と経時的変化、そして臨床症状との関連性を明確にしていく予定である。
年間の登録目標は、進行性核上性麻痺患者を約50名/年、パーキンソン病患者を約50名/年、多系統萎縮症患者を約50名/年、大脳皮質基底核変性症患者を30名としており、現在、計70名の患者から同意を得て登録し、臨床的評価(運動症状に対してMovement Disorders Society Unified PD Rating Scale、バランス評価尺度としてStanding test for Imbalance and Disequilibirium、Montreal Cognitive Assessment、 Frontal Assessment Battery、Self-Rating Depression Scale、Apathy Scale)とMRI検査を1年おきに行う。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

当該年度で合計70名の患者のリクルートをする予定であったが、所属施設異動等もあり、完了できなかったため、遅れていると判断した。この点については令和6年度にも実施することとしているため、研究目的を達成できる見込みである。

今後の研究の推進方策

新しい異動先の施設所属科でも比較的多くの対象患者がいることをカルテ上で確認している。担当医師に声掛けをしてリクルートを促進していく。また同時に経過の途中解析を行い、サブ解析を行うことができるデータがないかなど検討していく。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2021

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [学会発表] パーキンソン症候群を呈する神経変性疾患における臨床研究のアップデート2021

    • 著者名/発表者名
      藤岡伸助
    • 学会等名
      令和3年度日本神経学会九州地区生涯教育講演会
    • 関連する報告書
      2021 実施状況報告書
    • 招待講演

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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