研究課題/領域番号 |
21K07521
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
高村 真広 島根大学, 学術研究院医学・看護学系, 助教 (50720653)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ニューロフィードバック / 安静時脳活動 / 個人差 / fMRI |
研究開始時の研究の概要 |
うつ病等の精神疾患に対する新規治療法の候補としてニューロフィードバック治療(NF治療)の研究が進められている。NF治療とは、患者の脳活動状態をリアルタイムでフィードバックし、患者自身が脳活動の制御法を学習することで、疾患によって変化した脳機能を回復させる治療である。これまでNF治療の有効性を示唆する報告がある一方で、脳活動の制御そのものが得意か不得意かという個人差が治療効果を左右してしまう問題が認識され、実用化にむけた課題となっている。本研究はこの問題の解決にむけて、この個人差を事前に予測する脳画像指標や個人差が生まれるメカニズムを検討し、より効果的なNF治療の開発に資する基礎研究を展開する。
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研究実績の概要 |
本研究の目的はニューロフィードバック訓練において観察される脳活動制御能力の個人差について、脳MRIデータの解析にもとづき、その個人差に関連する脳領域、および脳活動特性を同定し、脳活動制御能力を規定するメカニズムを検討することであった。前年度までの検討から、安静時脳活動から推定される機能的ネットワークのパターンと、ニューロフィードバック標的部位の局所的な脳活動の特性がいずれもニューロフィードバックにおける脳活動制御能力の個人差に関連することを見出した。本年度はそれらの成果の論文化にむけて、知見の信頼性、妥当性を検証するための補足的な解析を実施した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
補足的な解析に時間を要したが、おおむね順調に進行しており、論文化の作業に取り掛かる予定である。
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今後の研究の推進方策 |
成果の論文発表を行う。
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