研究課題/領域番号 |
21K07526
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
橋本 佐 千葉大学, 大学院医学研究院, 特任准教授 (60396679)
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研究分担者 |
遠藤 真美子 千葉大学, 大学院医学研究院, 助教 (30436414)
佐藤 泰憲 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 准教授 (90536723)
田中 宏一 国際医療福祉大学, 医学部, 主任教授 (70507194)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 周産期メンタルヘルス / 薬物療法 / プレコンセプションケア / 医師患者コミュニケーション |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、将来の妊娠に備えた精神科薬物療法の臨床実装のエビデンス創出を目的とする。具体的には[Ⅰ] 妊娠可能年齢女性を対象に、妊娠と薬についての医師とのコミュニケーションに関する国際ウェブ調査、[Ⅱ] 精神科薬物治療中かつ同意時に妊娠していない20-30代女性を対象に、妊娠と薬に関する患者向けパンフレットにより患者・医師間で妊娠と服薬のコミュニケーションが増えるか無作為割付試験による検証、[Ⅲ] 精神科薬物療法を受けている女性患者を対象に、妊娠判明後の服薬中止が妊娠期・産後の母児転帰に及ぼす影響を、前向きコホート調査により母子保健など多角的観点から明らかにする。
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研究実績の概要 |
「将来の妊娠に備えた精神科薬物療法の臨床実装」に向けて 研究2:「パンフレットを用いた教育的介入による無作為割り付け試験:将来の妊娠に備えた精神科治療をめざして(UMIN000047561)」は、R6年5月10日現在、 50症例まで完了している。全体の目標症例数130名に向けて実施継続していく。 研究3:「妊娠後の服薬中止が母児に及ぼす影響の検討:前向きコホート調査(UMIN000034605)」は、R6年5月10日現在、疾患群166組(目標症例数170組)、対照 群108組(目標数達成)をエントリーして観察研究を継続しているため、今後データをまとめて主な解析を発表するなど、成果報告に向け進めていく。 なお、「妊娠と精神科薬について患者・医師コミュニケーションに関する国際比較調査」は、研究規模を小さく見積もっても、300万円を超える経費が必要で、当初の想定以上のコストになるため、実施不可と判断し、他の研究項目にコスト・エフォートを充てることとした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
共同研究者の異動や、研究協力者の産休・育休など研究遂行に遅延が生じた。
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今後の研究の推進方策 |
研究項目を2つに絞り、「パンフレットを用いた教育的介入による無作為割り付け試験:将来の妊娠に備えた精神科治療をめざして(UMIN000047561)」は新たな研究協力者を迎えてリクルート進捗が改善しているため、完了を目指していく。 「妊娠後の服薬中止が母児に及ぼす影響の検討:前向きコホート調査(UMIN000034605)」は、目標症例数にほぼ到達しており、データ整理・解析・公表を目指して進めていく。
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