研究課題/領域番号 |
21K07527
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
臼井 千恵 順天堂大学, 医学部, 先任准教授 (70453587)
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研究分担者 |
井上 雄一 東京医科大学, 医学部, 兼任教授 (50213179)
桐野 衛二 順天堂大学, 医学部, 教授 (90276460)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 疼痛 / 脳機能画像 / コロナ後遺症 / 慢性疼痛 / 線維筋痛症 / スマートフォン / アプリ / アプリケーション / デジタルメディスン |
研究開始時の研究の概要 |
既存のアプリを用いて、活動量、睡眠等の日常生活情報、気象、痛みの情報を収集し、疼痛増悪因子の解明をする。アプリにより、痛み、気分、活動量、天気を可視化し、気づきを促し、自身で気分、睡眠、痛みをコントロール出来るのではという仮説を検証し、functional MRIを用いて脳機能変化、Polysomnographyを用いて睡眠の側面から評価する。同時に、唾液のメタボローム解析を行い、疼痛やストレスと関連のあるBDNFやコルチゾールなどの特異的な代謝物プロファイルを網羅的に検索し、バイオマーカーの探索も行う。得られた結果から新たなデジタルメディスンとしての疼痛予防アプリの開発を目指す。
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研究実績の概要 |
2022年度は、痛みはないが、疲労感、抑うつ、不眠など様々な症状を有したコロナ後遺症と、痛みがあり疲労感、抑うつ、不眠など様々な症状を有する線維筋痛症のfMRIを施行し、疼痛に関する脳領域の同定を行った。 方法:年齢・性別をマッチさせた、痛みのないコロナ後遺症24名、1990年および2010年のアメリカリウマチ学会の診断基準を満たす線維筋痛症23名、正常群24名に対して安静時fMRIを施行し比較検討した。 結果:線維筋痛症群では、正常群と比較して先行研究と同様にデフォルトモードネットワーク領域の機能的結合の高さを認めた。コロナ後遺症群では、正常群と比較して側頭葉と小脳の結合の高さを認めた。特にPlanum Polareと小脳との機能的結合の高さを認めた。線維筋痛症群では、コロナ後遺症群と比較してセイリエンスネットワーク領域の機能的結合が高い傾向を認めた。 結論:Planum Polareは気分障害の抑うつとの関連も言われており、コロナ後遺症の抑うつ症状との関連が推測された。痛みにセイリエンスネットワーク領域が関与していることを示唆した。この結果は、先行研究からも裏付けされる。 今後更に数を増やし、様々な面からの解析を加えて、痛みの病態を解明していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナの影響で、被験者のリクルートが遅れているため。
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今後の研究の推進方策 |
今後はこれまでほどコロナの影響はないと考えられ、実験遂行上問題はないと予測している。
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