研究課題
基盤研究(C)
①神経性過食症(BN)、過食性障害(BED)を対象とし、RCTを用いてインターネット版認知行動療法のプログラム(iGSH-CBT)と、TAU群との有効性の比較を行い、半年後の維持効果を検証する。主要評価項目は、摂食障害構造化面接を用いた、介入前後の客観的過食症状の変化量(%)を用いる。②摂食障害の症状維持に関連する認知柔軟性、決断能力に関連する認知課題、これらの認知特性に関連した、頭部MRIを用いた安静時機能的結合、血清脳由来神経栄養因子(BDNF)等の生物学的マーカーの測定、摂食障害構造化面接を用いた身体認知、食行動異常の客観的・定量的な測定を行い、iGSH-CBTの治療反応性の予測因子を解明する。
本研究は、①神経性過食症(BN), 過食性障害(BED)に対するインターネット版認知行動療法(iGSH-CBT)のランダム化比較試験を用いて、iGSH-CBT+通常の治療(TAU)の、TAUに対する有効性(superiority)の検証を目的とする。②iGSH+CBT+TAUをTAUに比較し、ドロップアウト率、気分の変化、QoLの変化、動機づけ、治療の満足度を副次評価項目として検証する。③治療終了後6か月間の維持効果を検証する。千葉大学医学部付属病院倫理審査委員会にて承認され、令和6年3月までの組み入れ件数は、30例(iCBT-CBT群 15例、TAU群 15例)の組み入れが終了した。iCBT-CBT群は、15例中、継続中の症例は4例、脱落例は6/15例、TAU群は、脱落例は6/15例であった。有害事象なく、安全に進捗中である。
3: やや遅れている
目標症例数82例中、組み入れ件数は30例であり、covid19の影響により、組み入れの進捗に影響があった。組み入れ後の介入と進捗は順調に経過している。
最終年度にデータ固定を行い、解析と結果報告、公表を行う予定である。
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すべて 雑誌論文 (8件) (うち査読あり 6件、 オープンアクセス 5件) 学会発表 (5件) (うち国際学会 1件、 招待講演 2件) 図書 (2件) 備考 (1件)
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