研究課題/領域番号 |
21K07555
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52030:精神神経科学関連
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研究機関 | 静岡社会健康医学大学院大学 (2023) 公益財団法人東京都医学総合研究所 (2021-2022) |
研究代表者 |
堀内 泰江 静岡社会健康医学大学院大学, 社会健康医学研究科, 教授 (00548985)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 統合失調症 / グリア細胞 / iPS細胞 / アストロサイト / 酸化ストレス / カルボニルストレス / 糖化ストレス / 神経細胞 / ゲノム解析 / 薬剤代謝酵素 / iPS 細胞 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、統合失調症のサブタイプの一つであると示唆されるカルボニルストレス性の表現系をもつ統合失調症をプロトタイプとして、統合失調症患者由来ニューロン、アストロサイトを用い、ニューロン-グリア間の代謝系の異常が引き起こす障害のメカニズムに焦点を当て研究を行う。統合失調症患者由来アストロサイト の機能異常を基盤とした脳内代謝の異常とカルボニルストレス代謝関連の脆弱性仮説を検証し、 統合失調症分子病態基盤解明を目指す。
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研究成果の概要 |
統合失調症発症や症状の変化に対して、さまざまなストレスが関与することが知られており、遺伝、環境因子の接点としての疾患に内在する「ストレス脆弱性」は、病態機構の解明、治療法の開発の両面において大変重要であると考えられる。本研究で、統合失調症患者由来アストロサイトにおいて酸化ストレス、糖化ストレスが増加していることを見出し、患者由来アストロサイトにおいて終末糖化産物(Advanced Aged glycation: AGEs)が蓄積、アストロサイトの機能異常が示唆された。また、それらストレス脆弱性は神経細胞やアストロサイトなど細胞種により異なることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
統合失調症のような有病率が高い多因子遺伝疾患iPS細胞由来神経細胞とグリア細胞における解析は国内外でも例がなく作成したiPS細胞リソースの有用性は統合失調症研究において極めて高い。これまでにいくつかの統合失調症患者由来iPS細胞を用いた解析が報告されているが、いずれも患者由来細胞からiPS細胞樹立とニューロンの解析のみにとどまっており臨床症状とつながる解析までには至っていない。本研究で用いる生体試料は臨床情報も備えているため、患者由来細胞の現象を明らかにするだけでなく、その変化が臨床症状とどのように関連するのかという踏み込んだ解析が可能となった。
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