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肝内門脈側副路の評価と肝静脈塞栓を組み込んだ拡大肝切除のためのIVRの新戦略

研究課題

研究課題/領域番号 21K07562
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関名古屋大学

研究代表者

駒田 智大  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (80718354)

研究分担者 松島 正哉  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院講師 (80528761)
長坂 憲  名古屋大学, 医学部附属病院, 助教 (00907868)
馬越 弘泰  名古屋大学, 医学部附属病院, 病院助教 (10892391)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2023年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードIVR / 門脈塞栓術 / Dual energy CT / 肝静脈塞栓術 / 塞栓術 / ヨードマップ / 肝切除術 / 肝静脈
研究開始時の研究の概要

門脈塞栓術は、拡大肝切除術前に切除予定部分の肝内門脈を塞栓し、残存予定部分の肝臓を肥大させることで、術後の肝不全を予防するIVRである。
本研究の目的は、門脈塞栓術の前後で、Dual energy CTを搭載したIVR-CTで、門脈造影による肝実質ヨードマップを作製し、肝実質内のヨード濃度を計測することで、肝内門脈側副路の影響を調べ、残存予定葉の肥大との相関を明らかにすることである。また十分な残肝肥大が得られないと予想される症例に対して、肝静脈塞栓術を追加することで、肝肥大を向上させることができるかを明らかにする。

研究実績の概要

門脈塞栓術は、拡大肝切除術前に切除予定部分の肝内門脈を塞栓し、残存予定部分の肝臓を肥大させることで、術後の肝不全を予防するIVRである。我々が門脈塞栓術を行った136症例の残存予定葉の肥大率は、30.7%であったが、ほとんど肥大していない症例もあった。
残存予定葉の肥大に影響する様々な因子が知られているが、門脈血流そのものを検討した研究はなされていない。近年、Dual energy CTを搭載したIVR-CTで、門脈造影による肝実質ヨードマップを作製することで、肝実質内の門脈血流を客観的に評価できるようになった。
本研究の目的は、門脈塞栓術の前後で、門脈造影による肝実質ヨードマップを作製し、肝実質内のヨード濃度を計測することで、肝内門脈側副路の影響を調べ、残存予定葉の肥大との相関を明らかにすることである。また十分な残肝肥大が得られないと予想される症例に対して、肝静脈塞栓術を追加することで、肝肥大を向上させることができるかを明らかにする。
これにより肝癌や胆管癌の手術適応が拡大し、予後の改善が期待できる見込みである。
まず、研究を始めるにあたり、施設の生命倫理審査委員会に研究の申請を行い、承認を受けた。現在、対象患者さんに対して、インフォームドコンセントを行い、了解を得たのちに、研究に参加していただき、門脈塞栓術時に門脈造影を行いながらDual energy CTの撮影を行い、門脈血流による肝ヨードマップのデータの採取を行っている。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

中間解析を行った結果、対象となる症例を限定することになったため、想定より症例の集積のペースが落ちてしまった。

今後の研究の推進方策

現在、拡大肝切除術前に経皮的門脈塞栓術を行っている患者さんに対して、インフォームドコンセントを行い、署名による同意を得たのちに、門脈造影によるDual energy CTの撮影を行わせていただき、データの蓄積を行っている。
中間解析を行った結果では、予想と矛盾しない結果であった。さらに症例数を増やして、再検討する予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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