研究課題/領域番号 |
21K07597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 香川大学 |
研究代表者 |
木村 成秀 香川大学, 医学部附属病院, 講師 (40403787)
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研究分担者 |
三田村 克哉 香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20715081)
山本 由佳 香川大学, 医学部, 准教授 (30335872)
西山 佳宏 香川大学, 医学部, 教授 (50263900)
土橋 浩章 香川大学, 医学部, 准教授 (50380176)
則兼 敬志 香川大学, 医学部, 助教 (90623223)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 関節リウマチ / PET検査 / 間質性肺炎 / PET / メトトレキサート関連リンパ増殖性疾患 / 治療効果判定 |
研究開始時の研究の概要 |
関節リウマチは滑膜の炎症と細胞増殖を主病態とする全身性疾患である。PET検査は全身の病変を一度に評価可能であり、18F-FDGは炎症活動性、18F-FLTは細胞増殖能を評価することができる薬剤である。本研究では関節リウマチの治療効果判定において18F-FDG PETと18F-FLT PETを用いた全身評価が有用であるかどうかを検討する。関節リウマチの治療に伴う合併症としてメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患(MTX-LPD)がある。併せて、18F-FDG PETを用いて化学療法による治療介入の必要性を予測できるかどうかを検討する。
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研究実績の概要 |
関節リウマチは滑膜の炎症と細胞増殖を主病態とする全身性疾患である。PET検査は全身の病変を一度に評価可能であり、18F-FDGは炎症活動性を評価することができる薬剤である。今回、関節リウマチ患者における間質性肺炎の活動性とFDG PETの集積との関連を評価した。 対象はFDG PET/CTを施行した関節リウマチ患者13例と肺疾患のないコントロール13例である。FDG PETの評価は、患者群では、間質性肺炎部のSUVmax、正常肺のSUVmeanを測定した。コントロール群では、正常肺のSUVmeanを測定した。患者群ではPETパラメーターと%FVC、血液検査(KL-6、LDH、CRP)との関連を調査した。 結果では、患者群とコントロール群の正常肺SUVmeanに有意差はみられなかった。患者群の間質性肺炎部のSUVmaxは%FVCとの間に有意な負の相関、KL-6との間に有意な正の相関がみられた。患者群の正常肺SUVmeanと血液・呼吸機能検査との間にはいずれも有意な関連はみられなかった。 結論として、関節リウマチ患者における間質性肺炎の活動性とFDG SUVmaxの間に関連が示唆された。ただし今後症例数を増やしてさらに検討する必要があると考えられた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
関節リウマチ患者の滑膜の炎症性変化を調べるFDG PET検査は実施出来ている。しかし、滑膜増殖を評価出来るFLT PET検査の実施が難しい症例がある。また、治療前後のPET検査を計画したが、治療後のPET検査を行うことが困難な症例がある。FDG PET検査とFLT PET検査を計画しているが、両方のPET検査の間隔が広くなり、両者の比較が難しい症例があった。
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今後の研究の推進方策 |
関節リウマチ患者の滑膜の炎症性変化を調べるFDG PET検査は実施出来ている。今後は滑膜増殖を評価出来るFLT PET検査の実施を行う予定である。また、症例数を増やして18F-FDG PETとメトトレキサート関連リンパ増殖性疾患の関係を検討する予定である。また、関節リウマチ患者の合併症である間質性肺炎や血管炎などとの関連を調査する予定である。
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