研究課題/領域番号 |
21K07635
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 滋賀県立総合病院(臨床研究センター) |
研究代表者 |
奥山 智緒 滋賀県立総合病院(臨床研究センター), 画像研究部門, 上席専門研究員 (40347464)
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研究分担者 |
東 達也 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 放射線医学総合研究所 分子イメージング診断治療研究部, 部長(定常) (50324629)
加川 信也 滋賀県立総合病院(臨床研究センター), 画像研究部門, 主任研究員 (10393191)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 認知症 / アミロイド / PET / 新規解析 / ヒストグラム / パラメータ / アミロイドPET / 客観的解析方法 / トレーサ / C-11-PiB / F-18-FPYBF2 / F-18-florbetapir / F-18-flutemetamol |
研究開始時の研究の概要 |
アミロイドβ蛋白の脳内蓄積を画像化するアミロイドPETには、複数の放射性医薬品(トレーサ)が用いられるが、陽性、陰性の2段階判定を用いる評価方法は薬剤毎に異なり定量性・汎用性がない。 研究代表者らは、これまでに、F-18-FPYBF2を用いた研究により視覚的評価や半定量評価に加え、アミロイド蓄積の程度と形態情報を数値的、視覚的に評価する新規の客観的解析方法(ヒストグラム解析法)を考案し、ADと健常者の鑑別に役立つことを確認した。 本研究では、本解析法を複数のアミロイドトレーサに活用し、アミロイド沈着を定量的、形態的に評価する各種薬剤に対して汎用性のある客観的解析方法を開発することを目的とする。
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研究実績の概要 |
アミロイドPETの解析方法として、従来用いられる視覚評価、および関心領域と参照領域の集積値の比であるSUVRを用いた定量評価に加え、非特異的集積部位である白質の影響も考慮したうえで、個々の被検者脳内のアミロイド蓄積の量を視覚的にも理解しやすいヒストグラムで表現する解析方法を開発した。 本手法では、第一段階として、健常者からアルツハイマー病(AD)を含む認知機能障害が疑われる患者に対しF-18-FPYBF-2(FPY)PET/CTのCT画像を用いて全脳だけを抽出しそのヒストグラムの形態からSkewness, Mode/Mean比などのパラメータが、集積量を反映することを見いだした。さらにヒストグラムより高い集積値を呈する上位20%の体積を占める部位を、それぞれの被検者脳のCT上に色づけするTop20%-Mapは、生理的に高集積を呈する脳梁などの集積を後部帯状回や楔前部などの特異的集積部位と区別して集積部位を客観的に描出する良い方法であることを見いだした。 このヒストグラムの構造を分析するために、白質probability mapを活用して、灰白質と白質のヒストグラムGM-histogram/WM-histogramを分離することにより、アミロイドの異常蓄積量に伴う灰白質のヒストグラムの形態変化(kurtosisの低下、一峰性から二峰性へ)を見いだし、SUVRでもとらえにくい早期の変化を抽出可能であった。 本法の他の薬剤への汎用性を調べるためにC-11-PiB(PiB)、F-18-Flutemetamol(FMM)、F-18-Florbetapir(FBP)などの薬剤とFPY製剤の2製剤を用いた比較検討を行った(それぞれ13,11,9例)。各トレーサにより集積パターンに際はあるが、GM-histogramの形態はSUVRと遜色のないトレーサ間の相関性がみられた。
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