研究課題/領域番号 |
21K07730
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52040:放射線科学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
西森 久和 岡山大学, 医学部, 客員研究員 (70756064)
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研究分担者 |
藤村 篤史 岡山大学, 医歯薬学域, 研究准教授 (10771082)
前田 嘉信 岡山大学, 医歯薬学域, 教授 (60403474)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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キーワード | ホウ素中性子捕捉療法 / 同種造血幹細胞移植 / 閉塞性細気管支炎 |
研究開始時の研究の概要 |
同種造血幹細胞移植後の閉塞性細気管支炎は、予後が極めて不良な合併症であるが有効な治療法はいまだ確立していない。。本研究では、マウス疾患モデルを用いて、新規ホウ素製剤が病態に関与する細胞に効率的に取り込まれることを明らかにする。本研究結果は、正常な細胞と病的な細胞が混在する生体内で、活性化リンパ球およびマクロファージを選択的に除去する方法として本ドラッグデリバリーシステムの有効性が示され、閉塞性細気管支炎に対するホウ素中性子捕捉療法の開発に繋がると期待される。
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研究成果の概要 |
同種造血幹細胞移植後の肺合併症である閉塞性細気管支炎に対する新しい治療法として、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)の有用性を研究しました。新規ホウ素製剤OKD-001は、BNCTにおける細胞内局在を考慮することで、その薬効が大きく異なることを明らかにする研究を進め、論文化しました。また、、ガドリニウム中性子補足療法(GNCT)にも着目し、BCNTと比較した分子特性を推定する研究を進め論文投稿をいたしました。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
同種造血幹細胞移植後の肺合併症である閉塞性細気管支炎に対する治療選択肢が少ない中、ホウ素中性子捕捉療法やガドリニウム中性子補足療法が全く新しい作用機序による治療法として確立すれば、より多くの同種移植患者さんを救うことができるため、社会的意義は大きいと考えます。また、学術的にも新治療法として臨床試験などの更なる研究が行われ、新しいエビデンスの創出が期待されます。
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