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膵癌における放射線誘導抗腫瘍免疫と予後に関する腫瘍病理学的検討

研究課題

研究課題/領域番号 21K07734
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関福島県立医科大学

研究代表者

田巻 倫明  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20400749)

研究分担者 鈴木 義行  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (60334116)
三村 耕作  福島県立医科大学, 医学部, 准教授 (90568031)
丸橋 繁  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (20362725)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
キーワード放射線治療 / 抗腫瘍免疫 / 膵癌 / 膵臓癌 / 免疫療法
研究開始時の研究の概要

膵癌症例で放射線治療前後の腫瘍の微小免疫環境を解析することにより、ヒト体内における放射線治療による抗腫瘍免疫の誘導の有無、予後と相関する腫瘍免疫学的バイオマーカー、について検討する。具体的には、術前化学放射線治療が施行された膵癌症例の放射線治療前後の臨床検体を用いて、腫瘍細胞のHLA Class I/HLA Class II発現、PD-L1発現、WT-1発現、pStat1発現、PD-L2発現、CEACAM-1発現、LSECtin発現や腫瘍浸潤リンパ球数や種類、樹状細胞浸潤数、腫瘍浸潤マクロファージ数を測定し予後解析することで、効果的な放射線治療と免疫療法の併用療法の開発に繋げることを目指す。

研究実績の概要

本研究の目的は、術前化学放射線治療が施行された膵癌症例において、放射線治療前後の臨床検体を用いて、ヒト体内における放射線治療による抗腫瘍免疫の誘導の有無と、予後と相関する腫瘍免疫学的バイオマーカーの有無を確認することである。
当院にて術前化学放射線治療後に根治的腫瘍摘出術が施行された24症例と、手術単独治療(もしくは術前化学療法後に手術)が施行された63症例で、手術摘出標本について薄切標本を作製が完了し、免疫染色を進めているところである。解析項目は、腫瘍微小環境における各リンパ球サブセット(CD4, CD8, Treg)・マクロファージ・樹状細胞の数、腫瘍細胞のHLA class I/class-II・PD-L1・PD-L2・WT-1・pStat1・CEACAM-1発現などの予定であり、免疫染色条件を調整し、解析している状況である。CD8、HLA-classⅠ、PD-L1については染色を行い、CD8は細胞数集計の解析を行った結果、群間でCD8細胞数に有意差は認められていない。HLA-classⅠおよびPD-L1の発現については現在解析を継続中である。並行して、これらの症例について、予後情報と病理組織学的効果判定の解析を進めている状況である。
また、今年度は関連学会に参加し、本研究に関連する放射線治療、免疫治療などについての情報収集を行った。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

免疫染色を行い解析中である。解析項目の染色条件の最適化に時間を要しており、進捗はやや遅れている。

今後の研究の推進方策

今後は、手術検体標本の免疫染色、および解析を更に進め、予後・病理組織学的効果判定との相関を解析する予定である。成果については、学会発表、論文発表を進めていく予定である。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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