研究課題/領域番号 |
21K07776
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 札幌医科大学 |
研究代表者 |
津川 毅 札幌医科大学, 医学部, 教授 (00631863)
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研究分担者 |
本庄 紗帆 札幌医科大学, 医学部, 研究員 (00808363)
赤根 祐介 札幌医科大学, 医学部, 助教 (20759112)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | ロタウイルス / ロタウイルス胃腸炎 / ワクチン / 腸重積症 |
研究開始時の研究の概要 |
ロタウイルスは乳幼児の重症胃腸炎の原因ウイルスであり、ワクチンの重症予防効果は先進国で約90%、副反応として腸重積症(特に初回接種後1週間以内)が知られている。わが国には2011年に導入され、2020年10月に定期接種化された。本研究では、北海道の22研究協力施設と自治体におけるロタウイルス胃腸炎の入院数、流行株の変化と、ワクチンの初回接種週数・接種率や腸重積症の入院数・原因ウイルスの解析により、ロタウイルスワクチンの安全性・有効性・選択圧の評価モデルを構築し、流行株の変化を検討する。
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研究実績の概要 |
①ロタウイルス胃腸炎の入院数は、2020年が11例、2021年は0例であったが、2022年も9例と、COVID-19による学校閉鎖(2020年3月-5月)後の著明に減少した状態が持続していた。また、2020年10月にロタウイルスワクチンが定期接種化されたが、この減少持続がワクチンの有効性によるものか、COVID-19流行や感染対策による効果かについての判断は現時点で困難である。②ロタウイルス胃腸炎の減少は、2022年も継続しており、流行状況や流行株の解析が困難な状態となっている。③札幌市の定期接種化後(1年6か月)における、生後15週0日を超えてのロタウイルスワクチン初回接種率は0.8%(140/16,843)であった。この割合はロタウイルスワクチン市販後調査での8%(21,567)の1/10程度の水準であり、定期接種化後における初回接種の推奨生後週数の遵守傾向が明らかとなった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020-2022年の入院数が激減したため、新規ロタ遺伝子型の解析は困難であったが、札幌市におけるロタワクチン定期接種化後の初回接種の生後週数の解析ができたため。
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今後の研究の推進方策 |
2023年度は、①ロタウイルス胃腸炎の入院数・臨床像(2020-2022年)のアンケート調査、②ロタウイルス遺伝子型解析については新規陽性検体の確保が難しい状況も予想されるため、2019年までの陽性検体の解析を中心に行う。③札幌市におけるロタワクチンの初回接種週数・接種率の解析を継続する。④腸重積症(2017-2022年)の入院数・臨床像のアンケート調査と原因ウイルス解析を行うことにより、2020年10月のロタウイルスワクチン定期接種化後の影響について検討を行う。
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