研究課題/領域番号 |
21K07780
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
日暮 憲道 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (40568820)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 発達性てんかん性脳症 / 疾患モデルラット / 磁気共鳴画像法 / 遺伝子 / 病態 / 機能的磁気共鳴画像法 / 行動解析 |
研究開始時の研究の概要 |
生後早期に発症する難治なてんかんや重度の認知・行動発達の遅延を引き起こす発達性てんかん性脳症は、患者・家族へ大きな負担をもたらすが、その発症病態は不明な点が多く、真に患者の負担軽減につながる治療は確立されていない。本研究対象のドラベ症候群もその一つで、年齢とともに症状が大きく変化することが特徴である。症状発生機構や有効な治療が年齢とともにどのように変化していくか理解できれば、各年齢での症状悪化を予測した治療選択が早期に可能となり、より良い医療ケアにつながると期待される。本研究は主に疾患モデルラットの脳機能変化の発達性変化を、様々なMRI撮像技術により、より深く理解することを目的としている。
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研究実績の概要 |
本研究は、乳児期に発症する重篤なてんかんの一つ、ドラベ症候群(DS)の病態研究の一環で、責任遺伝子であるScn1aをノックアウトしたラットの脳活動を、種々のMRI撮像技術を用いて明らかにすることを目的としている。昨年までに、マンガン造影MRIを用いた研究で、年齢依存的に変化する脳活動の特性と背景の分子ネットワーク病態との関連の一端を明らかにした。その中で、特にDSラット脳では3週齢でのてんかん発作が、その後の表現型の重症度と、その背景にある大脳ネットワークの形成に大きく影響する可能性を考えた。そこで当該年度は、この時期の熱誘発発作による成長後の認知・行動機能を解析し、その結果、3週例での発作は頻度依存的に8週齢での行動や空間認知機能の悪化に有意に影響することを明らかにした。また、3週齢での発作は、4週齢での発作と比較して、予後により大きな影響を与えることを明らかにした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
進展状況から当初の計画とはやや異なる実験も行なっているため。
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今後の研究の推進方策 |
発達期の熱誘発発作によるラットの表現型の変化に関する解析を進め、必要な追加実験を完了し論文化を進める予定である。また機能的MRIを用いて、早期のてんかん発作による発達予後への影響の責任領域の同定を進める。
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