研究課題/領域番号 |
21K07822
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 岡山大学 |
研究代表者 |
馬場 健児 岡山大学, 大学病院, 准教授 (40721767)
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研究分担者 |
平井 健太 岡山大学, 大学病院, 助教 (50814224)
西堀 正洋 岡山大学, 医歯薬学総合研究科, 特命教授 (50135943)
逢坂 大樹 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (70839141)
王 登莉 岡山大学, 医歯薬学域, 助教 (40815693)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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キーワード | 川崎病 / HMGB1 / HRG |
研究開始時の研究の概要 |
川崎病は原因不明の血管炎であり、免疫グロブリン療法抵抗性の患者は重篤な合併症として巨大冠動脈瘤を生じるが、近年その炎症の機序としてHMGB1などのDAMPsを介した自然免疫の関与が示唆されている。 本研究では、川崎病血管炎モデルマウスを用いて、抗HMGB1抗体やその拮抗作用を有するHRG投与による血管炎の治療効果を確認し、川崎病に対する新規治療薬の開発を目指す。 また川崎病急性期患者の血中HMGB1とHRG濃度を測定することで、これらが川崎病の重症度マーカーとなり得る可能性や、将来的に抗HMGB1抗体やHRGを治療薬として用いる際の基準についても検討を行う。
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研究実績の概要 |
2022年度は、川崎病急性期患者におけるバイオマーカーとしての有用性を検証するため、血中HMGB1、HRG濃度を測定した結果をまとめて論文発表を行った。川崎病患者では健常者に比べて血中HMGB1が有意に高値、血中HRGが有意に低値であった。さらに、治療反応良好群では血中HMGB1が治療前後で有意に低下するのに対して、治療反応不良群では血中HRGが治療前後で有意に低下しており、血中HMGB1やHRGが川崎病のバイオマーカーとして有用である可能性が示唆された。 in vitroの実験では、Lactobacillus cell wall extract(LCWE)を単球セルライン(THP-1)に添加することで炎症を惹起し、HMGB1抗体やHRG前投与の有無による炎症抑制効果を確認したが、現時点で有意な炎症抑制効果が得られる条件設定に至っていない。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
川崎病急性期患者における血中HMGB1、HRGのバイオマーカーとしての有用性が示され、論文発表に至ったため。
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今後の研究の推進方策 |
in vitro、in vivoにおける、川崎病冠動脈炎に対する抗HMGB1抗体やHRGの治療効果につき、引き続き検証を行う。
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