研究課題/領域番号 |
21K07849
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
有安 大典 熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 客員助教 (60338100)
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研究分担者 |
荒木 喜美 熊本大学, 生命資源研究・支援センター, 教授 (90211705)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 成長ホルモン分泌不全 / 小胞体ストレス / 優性阻害効果 / トランスクリプトーム解析 / 小胞体ストレスセンサー / ヒト化モデルマウス / GHRH受容体 |
研究開始時の研究の概要 |
成長ホルモン(GH)をコードする遺伝子の異常により低身長症が発症するが、一部の低身長症はその詳細な発症のメカニズムがわかっていない。詳細な発症機序を解明することにより、低身長患者のより確実で安全な治療法が新しく確立できる可能性がある。そのため、我々はモデルマウスを用いて様々な遺伝子改変を行い、新しい治療法の模索を行っている。 また、あたらな治療法の探索とともに、まだ未解明の成長ホルモン分泌に関わる因子を同定することにより、成長ホルモンだけでなくほかの分野にも応用できる可能性を考えている。
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研究成果の概要 |
優性遺伝性GH1遺伝子異常症モデルマウスにおけるGH分泌不全の分子生物学的機序を解明するため、マウスの内因性Gh遺伝子のexon 3をCRISPR/Cas9を用いて欠 失させたモデルマウスを作製した。このマウスを用いた下垂体リアルタイムRTPCRによりXbp1遺伝子のスプライシングが亢進していることを確認した。exon 3が欠失した変異型GHにより小胞体ストレスが起こっていることを示唆する。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
初報以来今まで30年間その発症機序が未解明であった顕性遺伝性GH1遺伝子異常症について、その発症機序を初めて解明しうる遺伝学的ツールを作製したこと。また、マウスにヒトと同じ遺伝子バリアントを挿入することでマウスにおいても同様の表現型が得られたことは、学術的意義が大きい。
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