研究課題/領域番号 |
21K07901
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53010:消化器内科学関連
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研究機関 | 聖マリアンナ医科大学 |
研究代表者 |
渡邊 嘉行 聖マリアンナ医科大学, 医学部, 講師 (90329243)
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研究分担者 |
山本 博幸 聖マリアンナ医科大学, 医学研究科, 教授 (40332910)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 早期胃がん / 遺伝子メチル化異常 / ピロリ菌遺伝子異常 / 胃洗浄廃液 / ESD / 内視鏡AI診断 / 診断マーカー / 白色光 / ピロリ菌 / 分子マーカー / 内視鏡 / AI診断 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は「「廃液」を用いたヒト+ピロリ菌ゲノム異常分子マーカーに、内視鏡AI診断を加える」ことで超早期胃がん診断を実現すべく、前向き臨床試験を行い、得られた情報の統合的アルゴリズム化解析から「シンプルで画期的な診断応用」を目指すものである。
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研究成果の概要 |
本研究では「廃液」を用いたヒト+ピロリ菌ゲノム異常分子マーカーに、AI診断を加える」ことで超早期胃がん診断を目指すものである。結果、胃がん分子マーカーにおけるAUC(MINT25:0.465, SOX17:0.554, miR34:0.490, BARHL2:0.659)に対して、AI診断におけるAUC(Area Under the ROC Curve)は0.999と非常に高く、興味深いことにNBI、拡大観察やインジゴカルミン染色よりも白色光による観察画像を基にしたAI診断の方がより優れる傾向にあった(p=0.662, p<0.0001,P<0.0001)。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
従来からの、胃内視鏡検査による診断能の限界を、胃洗浄廃液を用いた分子診断とAI診断を組み合わせることで、医師が内視鏡下、肉眼診断が困難な病変も診断可能となる可能性が示唆された。医師偏在、首都圏以外の専門医不足問題に対する解説策の一つとなる可能性から、社会的な意義は高いと考えている。
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