研究課題/領域番号 |
21K08068
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 公益財団法人朝日生命成人病研究所 |
研究代表者 |
加茂 雄大 公益財団法人朝日生命成人病研究所, 循環器科, 部長 (10722556)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 心筋 / 腸内細菌 / 腸内代謝物質 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究の目的は、心不全における心と腸の関連を探究し、腸内生態系の異常が心不全の病態生理において果たす役割を解明することである。マウスの腸内細菌叢を変化させると心筋の構造が変化することが、私のこれまでの研究から明らかになっている。本研究では、腸内細菌叢が代謝物質を介して心筋の構造に影響を及ぼしている可能性を検証するために、腸内細菌叢を変化させたマウスのオミックス解析を行い、心筋の構造変化を起こし得る腸内代謝物質を探索する。
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研究成果の概要 |
本研究の目的は、心不全における心と腸の関連を探究し、腸内生態系の異常が心不全の病態生理において果たす役割を解明することである。本研究では、腸内細菌叢が心筋の構造に影響を及ぼしている可能性を検証した。まず、マウスに抗生物質を経口摂取させると、糞便の代謝物質プロファイルおよび心臓の遺伝子発現プロファイルに大きな変化が生じて、心重量が減少することが明らかになった。また、心不全モデルマウスに抗生物質を経口摂取させると心肥大が軽減することを見出した。さらに、異なる食餌条件下で同様の実験を行ったところ、抗生物質の経口投与によって心筋構造に生じる変化が食餌内容によって異なることを発見した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって腸内生態系と心筋構造との関連性が明らかになれば、心不全の病態研究にブレイクスルーがもたらされ、さらに腸内生態系への介入による新たな心不全治療開発の基盤構築につながることが期待される。すなわち、食事により腸内細菌叢や腸内代謝物質を制御することができれば、これまでの薬物治療とは全く異なるアプローチによる心不全治療が確立されることになる。
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