研究課題/領域番号 |
21K08083
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 横浜市立大学 |
研究代表者 |
松澤 泰志 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 講師 (90600635)
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研究分担者 |
中橋 秀文 横浜市立大学, 附属市民総合医療センター, 助教 (90760116)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2021年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 腸内細菌 / 食物繊維 |
研究開始時の研究の概要 |
腸内細菌の分布やその代謝産物TMAO(tri-methylamine N-oxide)は全身性の炎症や動脈硬化進展と関連するため、動脈硬化性疾患の予後を改善し健康寿命を伸ばすために、腸内環境(細菌叢)を改善しTMAOを減少させることが有効と考えられている。我々は心筋梗塞患者の血清TMAO高値が動脈硬化進展とその後の心血管イベント発生と関連することを2019年に報告した。本研究の目的は、安定冠動脈疾患患者への食物繊維サプリメント投与が腸内細菌叢、血中TMAO値、血管内皮機能、残存血小板凝集能、全身性炎症を改善するかを調べることである。
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研究実績の概要 |
腸内細菌叢とその代謝産物TMAO(tri-methylamine N-oxide)は全身性の炎症や動脈硬化進展と関連する。腸内細菌叢を改善しTMAOを減少させる介入として食物繊維サプリメントが有望視されているが、医学的データは乏しい。過去の我々の研究では心筋梗塞患者の慢性期TMAO高値が動脈硬化進展とその後の心血管イベント発生と関連することを報告し、血中TMAO値が動脈硬化性疾患予防のターゲットとなる可能性を考えている。今回の研究では、安定冠動脈患者に食物繊維サプリメントを投与し、腸内細菌叢、血中TMAO値、血管内皮機能、血小板凝集能の変化を調べる。これにより食物繊維サプリメント投与後にこれらの改善を確認できれば、その作用機序や冠動脈疾患の新たな二次予防法への発展が考えられる。 食物繊維の提供元である太陽化学と複数回打ち合わせを行い、プロトコールを作成した。食物繊維投与群とプラセボ投与群の2群(各25人、合計50人)に無作為割り付けを行う二重盲検試験。1ヶ月間の食物繊維サプリメント10g/dayまたはプラセボの摂取してもらい、水溶性食物繊維サプリメントが腸内細菌叢分布を善玉菌優位に変化させ、血中TMAO値を低下させるかどうか、さらには、腸内細菌叢変化やTMAO値低下が全身の炎症、血管内皮機能、血小板凝集能を改善させることができるかどうかを検討する研究デザインとした。横浜市立大学倫理委員会に提出したが、倫理委員会から、2群割り付けではなく1群での検討を提案され、現在、プロトコール変更、実施計画書を再作成中。倫理委員会承認ご患者エントリーを行い研究を開始していく予定。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
横浜市立大学倫理委員会よりプロトコール変更を要求されたため。
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今後の研究の推進方策 |
横浜市立大学倫理委員会と協議しプロトコールを完成させ、倫理委員会の承認をえる。その後、患者エントリー、研究開始する。
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