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組織透明化による循環器疾患の解析ーミクロレベルの立体構造と微小環境の可視化に挑む

研究課題

研究課題/領域番号 21K08095
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53020:循環器内科学関連
研究機関国立研究開発法人国立循環器病研究センター

研究代表者

大郷 恵子  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 医長 (30601827)

研究分担者 松山 高明  昭和大学, 医学部, 教授 (40349113)
大郷 剛  国立研究開発法人国立循環器病研究センター, 病院, 部長 (80617077)
研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2025-03-31
研究課題ステータス 交付 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
キーワード組織透明化 / 病理 / 立体画像 / 心筋組織 / 病理学 / 循環器疾患 / 心筋症 / バイオバンク
研究開始時の研究の概要

循環器は心臓の拍動(電気活動と筋肉の収縮・弛緩)、血管の収縮・拡張など独特な動的機能を有しており、その機能や疾患の病態機序を考える上で病理学的組織構造を三次元的に捉えることが重要である。しかし既存の立体構築法には多くの限界があり、ヒト組織の空間情報を保持したまま細胞レベル・微細構造レベルの観察を十分な解像度で行うことは不可能であった。本研究は、それらを可能にする新技術であるCUBIC透明化液による組織透明化法と免疫染色を組み合わせ、循環器病の病変をミクロレベルで立体的に可視化して特徴を調べることで新たな視点で循環器病の成り立ちや構造と機能の関係について明らかにすることを目指している。

研究実績の概要

循環器は心臓の拍動(電気活動と筋肉の収縮・弛緩)、血管の収縮・拡張など独特な動的機能を有しており、その機能や疾患の病態機序を考える上で病理学的組織構造を三次元的に捉えることが重要である。しかし既存のイメージングや従来の連続切片重ね合わせによる組織学的立体構築法には多くの限界があり、ヒト組織の空間情報を保持したまま細胞レベル・微細構造レベルの観察を十分な解像度で行うことは不可能であった。そこで本研究は、それらを可能にする新技術であるCUBIC透明化液による組織透明化法と免疫染色を組み合わせ、循環器疾患の病変をこれまでにないミクロレベルで立体的に可視化して特徴を調べることで、新たな視点で循環器病の成り立ちや構造と機能の関連について明らかにすることを目指している。 23年度は前年度に引き続きバイオバンク同意のある症例において、手術や剖検により採取され診断に用いられた後の残余病理組織検体を利用した病的心筋(肥大型心筋症)サンプルとコントロールとの比較および剖検肺組織の透明化、免疫染色による立体構造の観察を進めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

心筋組織では有用性が確認できたプロトコールを基本とし、病的心筋(肥大型心筋症)サンプルおよび肺組織の透明化・免疫染色実験、画像取得、解析に時間を要しておりやや遅れているとした。

今後の研究の推進方策

病的心筋(肥大型心筋症)サンプルおよび肺組織の透明化・免疫染色による立体構造の観察と健常組織との比較を継続して行う。三次元的空間情報を保った状態で免疫染色も合わせて立体的に可視化するとともに、細かい免疫細胞の分布やフェノタイプについてマーカー数が多く三次元的な解析が困難な場合は、通常切片の免疫染色結果と合わせて総合的に明らかにする。

報告書

(3件)
  • 2023 実施状況報告書
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件) 図書 (1件)

  • [学会発表] 顕微鏡の使い方、鏡顕の仕方2023

    • 著者名/発表者名
      大郷恵子
    • 学会等名
      第45回心筋生検研究会学術集会
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書
    • 招待講演
  • [図書] 病理形態学キーワード 20242024

    • 著者名/発表者名
      雨宮 妃, 大郷恵子
    • 総ページ数
      503
    • 出版者
      文光堂
    • 関連する報告書
      2023 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2024-12-25  

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