研究課題/領域番号 |
21K08106
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分53020:循環器内科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
大竹 寛雅 神戸大学, 医学部附属病院, 准教授 (60593803)
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研究分担者 |
清家 史靖 愛媛大学, 医学部附属病院, 助教 (10771561)
保田 和則 愛媛大学, 理工学研究科(工学系), 教授 (80239756)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2021年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | vulnerable plaque / acute coronary syndrome / 冠動脈疾患 / wall shear stress / 数値流体解析 / plaque structural stress / OCT / 数値流体力学解析 / 不安定プラーク |
研究開始時の研究の概要 |
動脈硬化の進展や不安定化はプラークの形態、質、種々の血行力学的因子が複雑に絡み合い生じているが、ACS発症の原因となる高リスクプラークを正確に同定する画像診断法は存在しない。本研究では、OCTと2方向の血管造影から得られた画像情報をもとに数値流体力学解析を用いてプラーク内外から発生する機械的ストレスを定量化する新たな手法を確立し、プラークの不安定化や破綻との関連を検討する。また、OCTで得られるプラークの形態的評価、質的評価にプラーク内外にかかる血行力学的評価を加え一元的に検討することで、ACSを発症する高リスクプラークをより正確に同定する方法を模索する。
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研究成果の概要 |
本研究では, 2 方向の冠動脈造影画像と光干渉断層撮影画像を用いて、屈曲やねじれを考慮した3D血管モデルを作製する方法を確立した.次に同様の手法で18名の心筋梗塞患者の血管モデルを作製し,血流解析を行った。結果、狭窄部前後の圧損失は実臨床で取り得る範囲内であり,本血管モデルが妥当なモデルであることが確認された.さらにWall shear stressの解析では、心筋梗塞の原因となった最狭窄部位、プラークの破綻部位において最も高いWall shear stressを示していた。今後は、このモデルを用いてプラーク内部にかかる機械的ストレスを算出し、プラーク破綻の機序をより詳細に解明する方針である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
動脈硬化の進展や不安定化はプラークの形態、質、種々の血行力学的因子が複雑に絡み合い生じているが、急性冠症候群(ACS)発症の原因となる高リスクプラークを正確に同定する画像診断法は未だ存在しない。本研究では、患者個人の冠動脈を正確に3Dモデル化することに成功した。またそれを用いることで詳細な血流解析が可能であることを明らかにした。本手法を用いて、OCTで得られるプラークの形態的評価、質的評価にプラーク内外にかかる血行力学的評価を加え一元的に検討することで、より急性心筋梗塞発症リスクの高いプラークを同定し、早期からの積極的な介入が可能になると期待される。
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