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インターフェロンによる2型自然リンパ球依存性喘息抑制作用におけるTSLPの影響

研究課題

研究課題/領域番号 21K08188
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関国立研究開発法人理化学研究所 (2023)
東海大学 (2021-2022)

研究代表者

岡田 直樹  国立研究開発法人理化学研究所, 生命医科学研究センター, 客員研究員 (90815408)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2021年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワード重症喘息 / TSLP / IL-33 / ILC2 / 喘息 / インターフェロン / IFN / 気管支喘息 / 2型自然リンパ球
研究開始時の研究の概要

気管支喘息が増悪する最大要因は気道ウイルス感染である。健常人では気道へのウイルス感染が起こるとウイルスを抑制するインターフェロン産生が亢進する。一方、喘息患者ではインターフェロン産生低下とウイルスによって破壊された細胞から喘息症状を増悪させるthymic stromal lymphopoietin (TSLP)が放出されることが知られている。
本研究は、ウイルス感染による気管支喘息の増悪機序を明確にすることを目的とする。本研究によって気管支喘息治療薬として開発中の抗TSLP抗体、組み換えインターフェロンそれぞれのメリット、デメリットが明確にされることが期待される。

研究成果の概要

IL-33によって惹起されるILC2依存的な非アトピー型喘息モデルにpoly I:C投与によ る疑似的なRNAウイルス感染を模した喘息モデルで、TLR3 ligandによる擬似的なRNAウイルス感染状 態でBALF中のIFN-λ上昇を認めるが、TSLP存在下ではIFN-λの産生抑制により好酸球性炎症の抑制が阻害された。そしてそれは喘息患者が気道へのウイルス感染により喘息増悪し、その際のIFN産生量が健常者が気道へのウイルス感染した場合よりも少ないこととも一致すると考えられた。これらは喘息における新しい増悪メカニズムである可能性があり、IFN産生不全をターゲットとした新しい治療法が期待される。

研究成果の学術的意義や社会的意義

重症喘息の治療において生物学的製剤は重要な選択肢の一つである。特に抗TSLP抗体は近年使用されるようになり、多くの重症喘息患者に使用されている。しかし、喘息におけるTSLPの機能において2型自然リンパ球(ILC2)の活性化がわかっているが、IFNなどのサイトカインへの影響については未だ不明な部分が多い。我々はTSLPの投与によりIFN-λの産生不全・機能不全が引き起こされることを発見した。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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