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免疫沈降法ーウェスタンブロッティング法を用いた膠原病関連自己抗体の同定

研究課題

研究課題/領域番号 21K08343
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関金沢大学

研究代表者

濱口 儒人  金沢大学, 医学系, 准教授 (60420329)

研究期間 (年度) 2021-04-01 – 2024-03-31
研究課題ステータス 完了 (2023年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2022年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2021年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
キーワード皮膚筋炎 / 自己抗体
研究開始時の研究の概要

ヒト白血病由来K562細胞抽出物を抗原として患者血清と反応させ免疫沈降を行う(免疫沈降法)。沈降物をゲルで泳動しブロッティング膜に転写し、市販のポリクローナル抗体(抗TIF1γ抗体、抗Mi-2抗体、抗NXP-2抗体、抗Ku抗体、抗SAE抗体)混和溶液でブロッティングし可視化する。免疫沈降法-ウエスタンブロット法では患者血清が沈降するタンパク(標的抗原)を抗原特異的に検出することができる。

研究成果の概要

本研究では、全身性強皮症および筋炎関連自己抗体の同定について免疫沈降法-ウエスタンブロッティング法の有用性を検討した。免疫沈降法-ウエスタンブロッティング法は抗NXP-2抗体、抗SAE抗体、抗Ku抗体の同定に有用であった。また、抗TIF1γ抗体、抗Mi-2抗体について、既存のELISA検査試薬で判定が困難だった検体について自己抗体が真の陽性かを判断する確認試験として有用だった。免疫沈降法-ウエスタンブロッティング法で自己抗体を同定することで、臨床的特徴を検討し、合併症の評価、治療法の検討、予後の推測が可能となった。

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、ELISA検査試薬が開発されていない全身性強皮症および筋炎関連自己抗体を免疫沈降法-ウエスタンブロッティング法で検討した。ELISA検査試薬が開発されていない自己抗体は臨床的特徴が明らかにされていないため、簡便に測定できる検査法の開発が求められている。本研究により免疫沈降法-ウエスタンブロッティング法は自己抗体の同定方法として臨床的に意義のある検査法であることが明らかになった。本研究による成果は膠原病診療の飛躍に貢献しており、学術的意義があると考えられた。

報告書

(4件)
  • 2023 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2022 実施状況報告書
  • 2021 実施状況報告書

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公開日: 2021-04-28   更新日: 2025-01-30  

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