研究課題/領域番号 |
21K08361
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54010:血液および腫瘍内科学関連
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
平林 真介 北海道大学, 大学病院, 助教 (50769635)
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研究分担者 |
真部 淳 北海道大学, 医学研究院, 教授 (20292849)
鳴海 覚志 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 分子内分泌研究部, 室長 (40365317)
三谷 絹子 獨協医科大学, 医学部, 教授 (50251244)
小野澤 真弘 北海道大学, 大学病院, 講師 (70455632)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | MDS / 遺伝性素因 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は本邦の小児からAYA世代のMDSの先天性素因の同定と臨床データを合わせて統合解析を行い、発生機序の解明と治療戦略へ繋げる。成人MDSは加齢性変化の影響が大きいが、小児・AYAのMDSは遺伝的要因による造血幹細胞の脆弱性から、感染、炎症による造血ストレス環境、内因性アルデヒド代謝の違いなどにより、骨髄不全の進行と早期のクローン性造血に至ると考えられる。遺伝、環境とも多様な因子があり、未解明な部分が多い。小児科・血液内科・基礎研究を一元的に行い、先天性素因を把握する。
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研究実績の概要 |
本研究は本邦の小児からAYA世代のMDSの先天性素因の同定と臨床データを合わせて統合解析を行い、発生機序の解明と治療戦略へ繋げる。成人MDSは加齢性変化の影響が大きいが、小児・AYAのMDSは遺伝的要因による造血幹細胞の脆弱性から、感染、炎症による造血ストレス環境、内因性アルデヒド代謝の違いなどにより、骨髄不全の進行と早期のクローン性造血に至ると考えられる。遺伝、環境とも多様な因子があり、未解明な部分が多い。小児科・血液内科・基礎研究を一元的に行い、先天性素因を把握する。 令和3年度は症例集積と解析を進めていった。その中で、染色体異常der(1;7)(q10;p10)が、小児、AYA世代の主要な先天性素因であるGATA2異常症においてmonosomy 7に次ぐ特徴であることがわかった。これはドイツ、米国との国際共同研究に加わり、多数例の検討を行った結果であり、そのまま論文発表に至ることができた(Blood.2021;138(23):2441-2445.)。今後とも検討すべき課題はあり、国際共同研究を発展させるべく協力を継続していく。 令和4年度は日本血液学会にてGATA2、RUNX1異常に注目して学会発表を行った。また、特発性造血障害班や小児MDS治療研究会での多施設共同の臨床データ収集の研究計画の審査、承認作業を進めている。今後も小児領域、成人領域をまたがる形で、小児科、血液内科との共同研究を開始し、遺伝子解析系とデータベースの構築に努める。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
令和4年度においては、共同研究者と学会発表や論文作成を進めることが可能であった。引き続き新型コロナウイルスの影響があり国内、海外研究者の検討や交流が困難であり、前向きのデータ取得に努めていく。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度は小児からAYA世代のMDS/AMLにおいて先天性素因の同定と臨床データを合わせた統合解析のため、遺伝子解析系の構築とデータベースの作成を開始した。既存の検体を用いて、一部国際共同研究を進め成果が現れている。新型コロナウイルス感染の収束とともにさらに共同研究を推進し、前向きに検体を集積したい。特発性造血障害研究班や小児MDS治療研究会での活動を通じて小児領域、成人領域をまたがる形で、小児科、血液内科との共同研究を開始している。臨床データ収集のための多施設共同の研究計画書の申請、承認をすすめてる。
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