研究課題/領域番号 |
21K08471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分54020:膠原病およびアレルギー内科学関連
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
坪井 洋人 筑波大学, 医学医療系, 准教授 (80580505)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2022年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | IgG4関連疾患 / RNA-Seq / 顎下腺 / 末梢血単核球 / T細胞 / B細胞 / 主成分分析 / パスウェイ解析 |
研究開始時の研究の概要 |
IgG4関連疾患(IgG4-RD)、疾患コントロールとしてシェーグレン症候群、唾石症患者の顎下腺または口唇唾液腺、末梢血単核球(PBMC)、および健常人のPBMCより、獲得免疫細胞としてT細胞、B細胞、自然免疫細胞としてマクロファージ、樹状細胞を分離し、RNA-Seqを用いて各細胞サブセットにおける遺伝子発現を疾患群間、および唾液腺とPBMC間で網羅的に比較する。IgG4-RDの唾液腺で特異的に発現変動している分子を抽出し、タンパクレベルでの発現解析、in vitroおよびマウスモデルを用いたin vivoでの機能解析、治療実験を行い、新規疾患特異的治療標的細胞と治療標的分子の開発を行う。
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研究成果の概要 |
IgG4関連疾患(IgG4-RD)の顎下腺と末梢血単核球(PBMC)、一次性シェーグレン症候群と健常人のPBMCからT/B細胞を分離し、遺伝子発現をRNA-Seqで比較した。主成分分析ではIgG4-RDの顎下腺と末梢血間でT/B細胞の遺伝子発現パターンは異なり、顎下腺で発現増加した遺伝子の中で、IL-21、EGR2を含む複数のサイトカイン、ケモカイン、転写因子が抽出された。パスウェイ解析では、IgG4-RDの顎下腺T細胞ではTh1、Th2、IL-17、wound healing、TLR、SLEシグナルが、顎下腺B細胞ではIL-8、IL-15、補体、線維化、SLEシグナルの亢進が認められた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、RNA-SeqによりIgG4関連疾患(IgG4-RD)の唾液腺病変局所のT/B細胞で発現変動した遺伝子が抽出され、病態への寄与が示唆されるパスウェイが同定された。これらの遺伝子やパスウェイは、IgG4-RDの新規診断マーカーや治療標的となる可能性が期待される。また、現在開発が進行中のIgG4-RDの分子標的治療薬の好適症例の同定や、治療反応性予測にも貢献できる可能性がある。
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