研究課題/領域番号 |
21K08618
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
國久 智成 神戸大学, 医学部附属病院, 特命講師 (50839800)
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研究分担者 |
谷野 裕一 和歌山県立医科大学, 医学部, 博士研究員 (50285392)
犬伏 祥子 神戸大学, 医学研究科, 特命講師 (60585959)
竹内 俊文 神戸大学, 工学研究科, 名誉教授 (70179612)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2023年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | breast cancer / early diagnosis / tear / liquid biopsy / exosome / extracellular vesicles / 乳癌 / 早期診断 / 涙 / リキッドバイオプシー / エクソソーム / 細胞外小胞 / 涙液 |
研究開始時の研究の概要 |
乳癌は女性の中で一番多い癌であり、日本では患者数、死亡者数は増え続けている。また乳癌の発症年齢のピークは約50歳前後と若いことが特徴である。乳癌の診断には一般的にマンモグラフィが用いられるが、検査に伴う痛みやコストの問題もあり、日本では検診受診率が低い。血液、唾液、尿などの体液を用いて迅速・簡便に疾病の診断が行えるリキッドバイオプシーの技術は高い注目を集めているが、乳癌においてはまだ実用的な方法が開発されていない。我々は涙液中に含まれる細胞外小胞という物質に着目し、乳癌由来の細胞外小胞を超高感度に検出する我々独自の方法を用いて、乳癌の早期診断方法の確立を目指す。
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研究成果の概要 |
早期乳癌診断のためのリキッドバイオプシーの手法としてエクソソームなどの細胞外小胞を超高感度に検出する方法として竹内らの開発したTearExo法を用いた共同研究をおこなっている。TearExo 法は、細胞外小胞の表面に発現しているタンパク質に対する抗体と蛍光レポーター分子を導入したナノ空孔をもつセンサチップを用いて、細胞外小胞を自動分析する方法である。今後TearExo法の臨床応用に向けて、より多くの検体を用いた精度の検証を行うために目標症例数を100例とし、神戸大学の倫理委員会の承認を得て、かつ涙液のサンプリングを行うことができた。安定した基板の大量生産が必要であることが判明し、取り組んだ。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
乳癌は女性のがんの中では一番罹患者数が多く、また他のがんに比べて比較的若くに発症することなどの特徴を持つ疾患である。一方乳癌は検診などによる早期 発見によって、早期治療介入につながり、予後が改善することがわかっている。一般的に乳癌の早期発見のために、マンモグラフィを用いた検診が行われてい る。研究者らはマンモグラフィよりも簡便、低侵襲、高感度な検査方法を模索するうちに、涙液中に乳癌由来のマイクロRNAが含まれていることを発見した。次に涙液中の乳癌由来物質の中で、より特異性の高い物質として細胞外小胞に着目し、これを使って低侵襲、高感度の乳癌早期診断の治療法の開発を目指している。
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