研究課題/領域番号 |
21K08637
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
佐々木 英之 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (40438461)
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研究分担者 |
工藤 博典 東北大学, 医学系研究科, 助教 (00723032)
大久保 龍二 東北大学, 大学病院, 助教 (00791865)
橋本 昌俊 東北大学, 医学系研究科, 大学院非常勤講師 (20897954)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2021年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 胆道閉鎖症 / 予後 / necroptosis / 細胞死 / 病因 |
研究開始時の研究の概要 |
胆道閉鎖症(以下本症)は新生児期から乳児期早期に閉塞性黄疸を呈する代表的疾患であり、 その原因は未だ不明の難治性疾患である。本研究では本症に認められる炎症性変化の本態を細胞死の観点から検証する。すなわち再生を誘導する炎症・細胞死と組織を破壊する炎症・ 細胞死とのバランスについての検討を最新の細胞死の視点から検証し、細胞死が実際の病態 にどのように結びついていくのかを明らかにする。この研究により細胞死のパターンと実際の病態との関連を明らかにすることで、病因・病態の新たな理解と新規治療法 へ開発へとつながることが期待される。
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研究成果の概要 |
当院でのBAの初回手術時肝生検59例, BA術後肝移植となった摘出肝14例,先天性胆道拡張症(CBD)の手術時肝生検30例の計103例を対象としたnecroptosis関連因子と臨床因子との関連を行ったところ、BA, CBDともに肝内胆管上皮細胞でnecroptosisが認められた.Necroptosis関連因子であるTLR3, RIP1, MLKLの発現もCBD群よりもBA群で有意に高い値を示した.以上よりnecroptosisがBAの病態に関与している事が示唆された. また臨床的な検討では、γGTPは,術後早期にはD-Bilと負の相関を示すこ とが明らかとなった.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
未だ病因が未解明である胆道閉鎖症の病因・病態におけるネクロプトーシスの関与について検討を行ったことは意義がある。また今回の研究は単にネクロプトーシス関連分子の発現について検討したのみではなく、その臨床経過との比較を行って、一定の知見を得ることができた、という点についても学術的な意義があると考えられる。 胆道閉鎖症は小児において肝移植をようする疾患の代表的な疾患であることより、このような研究を進めることは社会的にも意義深いものである。
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