研究課題/領域番号 |
21K08654
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
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研究機関 | 福岡歯科大学 |
研究代表者 |
中川 美和 (森田美和) 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 客員教授 (90329699)
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研究分担者 |
岡野 慎士 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 客員教授 (10380429)
田中 芳彦 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 教授 (00398083)
鍛治屋 浩 福岡歯科大学, 口腔歯学部, 准教授 (80177378)
梨井 康 国立研究開発法人国立成育医療研究センター, 移植免疫研究室, 室長 (60321890)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2023年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 複合組織移植 / マウス / 拒絶反応 / 顔面移植 / 免疫寛容 |
研究開始時の研究の概要 |
皮膚、筋肉、骨、血管など複数の組織を移植片とする複合組織移植は、術後の各移植組織における免疫反応の詳細が未だ明らかでないため、免疫抑制剤を用いた拒絶反応の管理は未だ暗中模索の状態にある。本研究では、マウス顔面複合組織移植モデルを用いて複合組織移植後の基礎的免疫学知見の確立と拒絶応答に対する治療効果を指標とした複合組織移植片全体の免疫病理学的拒絶スコアの構築を行う。
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研究成果の概要 |
皮膚、粘膜、血管、骨など複数の組織を含む複合組織移植は、手術後の各組織における免疫反応が明らかでないために拒絶反応の診断基準が十分確立されていない。そこで本研究では複合組織移植後の免疫反応を網羅的に解析するために、さまざまな解析に適応可能な実験動物であるマウスを用いて複合組織の一つである顔面組織移植モデルを確立した。このモデルはこれまでに報告されているマウス顔面移植モデルと比較して、移植片の虚血によるダメージは少なく、レシピエントへの侵襲も少ないと考えられる。また移植片にはより多種の組織が含まれているため、移植後の経時的拒絶応答を網羅的に解析するために大変有用なモデルであると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臨床における複合組織移植後の拒絶反応の判定は現在のところ暗中模索であり、移植後の免疫応答の正確な判定及びバイオマーカーの開発は急務であることから、動物実験モデルを用いた前臨床的な免疫病理学的解析が有用である。そこで本研究では、様々な免疫学的解析が可能な実験動物であるマウスを使用して複合組織移植の一つである顔面組織移植手技を確立した。このマウスモデルを用いてさらに解析を進めることで得られる免疫反応の詳細な情報は、今後の顔面移植を含めた複合組織移植の診断基準、治療方針、予後の改善に大きく貢献すると期待される。
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