研究課題/領域番号 |
21K08739
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分55020:消化器外科学関連
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
牛込 創 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (00881327)
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研究分担者 |
高橋 広城 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 准教授 (30381792)
廣川 高久 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 研究員 (40592499)
志賀 一慶 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(医学), 助教 (20747282)
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研究期間 (年度) |
2021-04-01 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2023年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2022年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2021年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 腫瘍周囲の炎症変化 / 大腸癌 / 侵襲 / 腫瘍増殖 |
研究開始時の研究の概要 |
『大腸癌に切り込む』とどうなるか。内視鏡下切除時に癌に切り込んでしまうと腸管内遺残再発のリスクとなる事は分かっているが、癌に切り込んだ事が予後に及ぼす影響についてはあまり分かっていない。我々は内視鏡下切除時に癌に切り込んでしまっても、追加外科手術で切除出来れば予後の悪化はなく、癌に切り込む事で遺残した癌の増殖能はむしろ低下するという可能性を見出してきたが、十分な解明には至っていない。癌に切り込む事で生じる変化を解明できれば、癌局所治療における根幹的な考えを再構築することになる。本研究の目的は、大腸癌に侵襲を与えその変化やメカニズムを究明し大腸癌治療の基礎となるエビデンスを構築する事である。
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研究実績の概要 |
癌に切り込む事により予後に及ぼす影響を評価する研究を行うにあたり、目的をより明瞭に実現できるように実臨床における症例数を、他施設(刈谷豊田総合病院)の症例を蓄積し検討した。また腫瘍周囲で惹起される炎症や免疫反応も評価してきた。しかしながら癌あるいは正常粘膜周囲に遊走するリンパ球数は両検体において有意な変化を認めず、癌に切り込む事で腫瘍周囲に明らかな炎症や免疫反応が惹起されるという所見は認めなかった。 今回新たに癌の切り込み症例を実臨床で確認できている。更に症例数を増加させていき、免疫染色を行い腫瘍の変化を調査していく。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
予定の研究方針通りに進んでおりません。 別の切り口からのアプローチが有用と思われ検討中です。
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今後の研究の推進方策 |
大腸癌に切り込むことで生じる変化を解明することが本研究の目的です。 臨床検体での調査がより現実的であると判断し症例を更に蓄積していきます。
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